マウントクックのミューラーハットルート/Mueller Hut Routeは登山経験があって、天気が良ければ是非登って行ってほしいNZ国内でもお勧めのトレッキングルートの一つです。このルートを日帰りで登って、下りてくる1日トレッキングで楽しむための必要情報をガイダンスしまマウントクックす。
マウントクックのミューラーハットルート・Mueller Hut Routeを日帰りセルフトレッキングで歩くのに役立つ基本現地情報、マップ、動画
マウントクックのミューラーハット・ルート/ Mueller Hut Route 基本トレッキング情報
マウントクックのキャンプ場駐車場からミューラーハットまでのルート、画像付きグーグルマップ
マウントクックのセアリーターンからミューラーハットまでのGPXデーターダウンロード可能ルートマップ、高低差表
ミューラーハット・ルートを歩く際の注意点がしっかりと分かるNZマウンテン・セイフティー・カウンセル作成動画
マウントクックのセアリーターンからミューラーハットまでのルートの様子が分かる8分40秒のハイライト動画と解説
マウントクックのキャンプ場駐車場から
セアリーターン / Sealy Tarns まで2200段の急斜面の階段を
頑張って約1時間15分から2時間ほど、
標高差600mほど登ってきて、一旦そのセアリーターンで
休憩したら引き続きミューラーハットまで登っていきます。
見上げるような山肌をここからは整備はされていない、
(階段などは一切ない)山道を登っていきます。



セアリーターンからのルートは
足場はかなり悪くなり、岩場のルートに変わり、
道のり自体も分かりにくい、道しるべを頼りのルートになる。
しかし目指す尾根はとりあえずまっすぐと見上げるところだと分かる。
途中、岩場をよじ登るようなところも結構出てきます。
ルート自体の登る方向は基本、まっすぐと上へと登っていく感じ、
ジグザグに登っていくルートでは基本的になっていない。
だから先行者は必ず見上げる上部に見つけられるはず!!



オレンジ色のポールを頼りにタソックが生い茂る斜面を登ることになり、
常に次のオレンジポールを見つけながら登っていかなければ
すぐに楽に、安全に登っていけるルートを見失ってしまうでしょう。
そしてこのルートはまったく日陰を見つけることは出来ない。



登りはじめてから45分ほどで斜面の状況が変わり
タソックなどの高原の草原地帯から岩場だけの斜面に変わる。
始めは大きな岩の上を渡り登っていく。
ここもオレンジのポールが道しるべで
最も安全に登っていけるルートと思ったほうがいいでしょう。



大岩の中のルートはすぐに抜けて、
瓦礫の足場の急斜面になる。
これが足を乗せるとズルズルと崩れる、とても登りづらい斜面になる。
ここを降りてくる際のほうが難しい。
下から登ってくる人に岩を滑り落さないように注意しながら降りましょう。






瓦礫場の斜面を15分ほど奮闘するとやっと尾根の部分に到着。
ここまでくると目の前にミューラー氷河が急な山肌にへばりつくような姿が
見渡せるようになり、思わず感嘆の声を上げてしまう。
とてもすごい景色が目の前に広がることになるが、
これまでこの尾根のせいで遮られていた
氷河谷から駆け上ってくる風を一気に浴びることになる。
この尾根まで登ってきて、展望を楽しんだ後
下りていく日帰りトレッカーも結構います。






この尾根からミューラーハットまでは
尾根伝いに緩やかな斜面を行く。
しかし足元は大きな岩の上。オレンジのポール標識を頼りに歩く。
この辺りを歩いている際には
氷河谷を挟んだマウントセフトンなどの山肌の氷河が
一部分雪崩を起こして
大きな雪崩の音が響き渡るのを聞くことができる






尾根から緩やかな傾斜の大岩群のルートを歩いていくと
前方にミューラーハットの姿が見えてきます。
この辺りも春先にはよく雪渓が残っています。
オレンジのポールが道しるべです。






セアリーターンから歩き始めて
1時間から90分ほどできれいなミューラーハットに到着。
日帰りのトレッカーでもハットに入れます。
屋外のデッキに飲料用水道があり、飲料水の補給が可能。
またハットの近くに屋外トイレがあり、これも日帰りトレッカーも利用可能。
いかにこの場所が風が強い所かが分かるトイレになってます。






ミューラーハットで休憩後、麓に下りていく前に
元気があれば、マウントオリビエまで登って行っても良いでしょう。
15~20分ぐらいで1933mの山頂まで登っていけます。
(道しるべはありません。)
せめて、マウントオリビエの斜面までミューラーハットから
少しだけ歩いてくると、マウントクックビレッジ側の景観を見下ろせます。
プカキ湖まで見晴らせ、天空の人になれます。





