マウントクック、ミューラーハットルート1日セルフトレッキングガイド

マウントクックミューラーハットルート マウントクックトレッキング
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マウントクックのミューラーハットルート/Mueller Hut Routeは登山経験があって、天気が良ければ是非登って行ってほしいNZ国内でもお勧めのトレッキングルートの一つです。このルートを日帰りで登って、下りてくる1日トレッキングで楽しむための必要情報をガイダンスします。

  1. マウントクックのミューラーハットルート・Mueller Hut Routeを日帰りセルフトレッキングで歩くのに役立つ基本現地情報、マップ、動画
    1. マウントクックのミューラーハット・ルート/ Mueller Hut Route 基本トレッキング情報
    2. マウントクックのキャンプ場駐車場からミューラーハットまでのルート、画像付きグーグルマップ
    3. マウントクックのセアリーターンからミューラーハットまでのGPXデーターダウンロード可能ルートマップ、高低差表
    4. ミューラーハット・ルートを歩く際の注意点がしっかりと分かるNZマウンテン・セイフティー・カウンセル作成動画
    5. マウントクックのセアリーターンからミューラーハットまでのルートの様子が分かる8分40秒のハイライト動画と解説
  2. マウントクックのミューラーハットルートを歩くための旅行計画に役立つサイト、過去ブログ
    1. ミューラーハットルートが天候不良で歩けない場合の代替えトレッキング・ルートもわかる歩いてNZのマウントクックページ
    2. マウントクックでの日帰りトレッキング、半日トレッキング向けのNZブリーズのチャーター車送迎ツアー
    3. マウントクックのハーミテージホテル/The Hermitage Hotel はホテル直接にオンライン予約するのがお勧め
    4. マウントクックにレンタカーなら日帰りトレッキングが楽しめるテカポのホテルをTrip.comで日本語検索
    5. クライストチャーチ空港発着でマウントクックへ格安レンタカーで向かう
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マウントクックのミューラーハットルート・Mueller Hut Routeを日帰りセルフトレッキングで歩くのに役立つ基本現地情報、マップ、動画

マウントクックのミューラーハット・ルート/ Mueller Hut Route 基本トレッキング情報

  • NZ最高峰の山マウント・クックの麓にある
    一般の人でも歩けるルートとしては超お勧めだが、
    天候の兼ね合いでなかなか行くことができないル-ト、
    しかも結構タフで危ないルートでもある。
  • 一般的に11月中旬から3月下旬まで歩けるが、
    春から夏にかけて(10月~3月)は雪が積もる日も多い
  • マウントクックの姿をほぼ真後ろにしながら762mのマウントクック村から
    ひたすら急な斜面を登り続けるルートで、
    天気がよければマウントクックの姿はもちろんのこと
    特に尾根を超えてからは麓では見られない周りの懸垂氷河、
    ミューラー氷河の姿などをほぼ360度の眺望
    を楽しみながら歩ける
  • ミューラーハットに泊めれば夕焼け、朝焼けなども楽しめる
  • 一般的に半日トレックとして
    途中のセアリーターンまでのルートでもお勧め

一般的な歩行時間

  • マウントクックキャンプ場からセアリーターン/Sealy Tarns;約1時間20分
  • セアリーターンからミューラー・ハット/Mueller Hut;約2時間
  • ミューラーハット/マウント・オリビエ;30分
  • ミューラーハットからマウントクック村への下山;3時間

標高差と距離

  • マウントクック村又はマウントクックキャンプ場;標高762m
  • セアリーターン(Sealy Tarns):1300m
  • ミューラー・ハット(Mueller Hut):1800m
  • マウント・オリビエ(Mt.Ollivier):1933m
  • マウントクック・キャンプ場駐車場からミューラーハットまで
    ;約5.2km/標高差約1000m

マウントクック村,マウントクックキャンプ場;標高762m

  • 麓とミューラーハットとの標高差は1000m、
    尾根の辺り(1740m)、ミューラーハットと麓の気温差は
    10度~15度は下がる
    ので防寒用の重ね着を必ず用意すること。
  • 12月~4月のミューラーハットの平均最高気温は8度~14度
  • 天気がよくても風の強い日は登るのをあきらめましょう
    ルート上には木陰はもちろんのこと
    風を防げる場所は無いと思っていたほうがいいでしょう
    特に尾根からハットまでのルートは吹き曝しになります。
    必ず日帰りハイクでも麓のDOCで確認を!
  • セアリーターンから上部はかなり危ない道のりで
    瓦礫の急斜面や大岩の上を歩くことになり
    天候が崩れるとそのルートも非常に判別し辛くなる
    オレンジ色ポールが道標となっている。
  • 4月から11月はミューラーハット周辺は
    雪で埋まるため一般的には歩けない。
    セアリーターンまでにしましょう。
  • マウントクック・キャンプ場からミューラーハットまで
    水分補給できる川や水溜まりは無い
    またトイレもない
    ミューラーハットで飲料水を補給、トイレ利用は可能
  • ルート上に日影は無いと思ったほうがでしょう。
    きつい日差しの日焼けには充分ご注意下さい!! 

マウントクックのキャンプ場駐車場からミューラーハットまでのルート、画像付きグーグルマップ

マウントクックのセアリーターンからミューラーハットまでのGPXデーターダウンロード可能ルートマップ、高低差表

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ミューラーハット・ルートを歩く際の注意点がしっかりと分かるNZマウンテン・セイフティー・カウンセル作成動画

マウントクックのセアリーターンからミューラーハットまでのルートの様子が分かる8分40秒のハイライト動画と解説

00:00~00:33 セアリーターンからミューラーハットへの登り始め

マウントクックのキャンプ場駐車場から
セアリーターン / Sealy Tarns まで2200段の急斜面の階段を
頑張って約1時間15分から2時間ほど、
標高差600mほど登ってきて、一旦そのセアリーターンで
休憩したら引き続きミューラーハットまで登っていきます。

見上げるような山肌をここからは整備はされていない、
(階段などは一切ない)山道を登っていきます。

セアリーターンからミューラーハットへ向けての登り始め
セアリーターンから
ミューラーハットへ向けての
登り始め
00:34~01:16 ミューラーハットルートの登り始め

セアリーターンからのルートは
足場はかなり悪くなり、岩場のルートに変わり、
道のり自体も分かりにくい、道しるべを頼りのルートになる。
しかし目指す尾根はとりあえずまっすぐと見上げるところだと分かる。

途中、岩場をよじ登るようなところも結構出てきます。

ルート自体の登る方向は基本、まっすぐと上へと登っていく感じ、
ジグザグに登っていくルートでは基本的になっていない。
だから先行者は必ず見上げる上部に見つけられるはず!!

マウントクックミューラーハットルート
ミューラーハットルート
下部の道のり
01:17~02:37 タソック生い茂る岩場の登りルート

オレンジ色のポールを頼りにタソックが生い茂る斜面を登ることになり、
常に次のオレンジポールを見つけながら登っていかなければ
すぐに楽に、安全に登っていけるルートを見失ってしまうでしょう。

そしてこのルートはまったく日陰を見つけることは出来ない。

ミューラーハットルート道しるべ
ミューラーハットルート
タソックの生い茂る斜面と
ポール道しるべ
02:38~03:08 大岩の中のルートを渡りぬける

登りはじめてから45分ほどで斜面の状況が変わり
タソックなどの高原の草原地帯から岩場だけの斜面に変わる。

始めは大きな岩の上を渡り登っていく。
ここもオレンジのポールが道しるべで
最も安全に登っていけるルートと思ったほうがいいでしょう。

ミューラーハットルート大岩群の中のルート
ミューラーハットルート
大岩群の中のルート
03:09~04:10 ガレ場の急斜面

大岩の中のルートはすぐに抜けて、

瓦礫の足場の急斜面になる。
これが足を乗せるとズルズルと崩れる、とても登りづらい斜面になる。

ここを降りてくる際のほうが難しい。
下から登ってくる人に岩を滑り落さないように注意しながら降りましょう。

ミューラーハットルートガレ場の急斜面
ミューラーハット
ルート
ガレ場の急斜面
ミューラーハットルート崩れやすいガレ場の急斜面
崩れやすいガレ場の急斜面
を見下ろす
04:11~05:16 尾根に差し掛かり裏側へ

瓦礫場の斜面を15分ほど奮闘するとやっと尾根の部分に到着。

ここまでくると目の前にミューラー氷河が急な山肌にへばりつくような姿が
見渡せるようになり、思わず感嘆の声を上げてしまう。

とてもすごい景色が目の前に広がることになるが、
これまでこの尾根のせいで遮られていた
氷河谷から駆け上ってくる風を一気に浴びることになる。

この尾根まで登ってきて、展望を楽しんだ後
下りていく日帰りトレッカーも結構います。

ミューラーハットルート尾根に差し掛かる
ミューラーハットルート
尾根に差し掛かる
ミューラハットルート裏側の氷壁
ミューラハットルート
尾根から見れる
裏側の氷壁
05:17~06:37 尾根の裏側の大岩を抜けるルート

この尾根からミューラーハットまでは
尾根伝いに緩やかな斜面を行く。
しかし足元は大きな岩の上。オレンジのポール標識を頼りに歩く。

この辺りを歩いている際には
氷河谷を挟んだマウントセフトンなどの山肌の氷河が
一部分雪崩を起こして
大きな雪崩の音が響き渡るのを聞くことができる

ミューラーハットルート尾根裏側のルート
ミューラーハットルート
尾根裏側のルート
ミューラーハットルート尾根から裏側のルート
ミューラーハットルート
尾根から裏側のルート
06:38~07:09 ミューラーハットが前方に見え始める

尾根から緩やかな傾斜の大岩群のルートを歩いていくと
前方にミューラーハットの姿が見えてきます。

この辺りも春先にはよく雪渓が残っています。
オレンジのポールが道しるべです。

ミューラーハットルート
前方に
ミューラーハット
マウントクックのミューラーハット
マウントクックの
ミューラーハット
07:10~07:40 ミューラーハット到着

セアリーターンから歩き始めて
1時間から90分ほどできれいなミューラーハットに到着。

日帰りのトレッカーでもハットに入れます。
屋外のデッキに飲料用水道があり、飲料水の補給が可能。

またハットの近くに屋外トイレがあり、これも日帰りトレッカーも利用可能。
いかにこの場所が風が強い所かが分かるトイレになってます。

ミューラーハット
ミューラーハット
Mueller Hut
ミューラーハットの屋外トイレ
ミューラーハットの
屋外トイレ
07:41~08:40 ミューラーハットからの絶景

ミューラーハットで休憩後、麓に下りていく前に
元気があれば、マウントオリビエまで登って行っても良いでしょう。
15~20分ぐらいで1933mの山頂まで登っていけます。
道しるべはありません。ケルンも見つけにくい

せめて、マウントオリビエの斜面までミューラーハットから
少しだけ歩いてくると、マウントクックビレッジ側の景観を見下ろせます。
プカキ湖まで見晴らせ、天空の人になれます。

ミューラーハットからのマウントクックを見晴らす絶景
ミューラーハット近くの尾根から
マウントクックを見晴らす絶景
マウントオリビエ山頂へのルート
マウントオリビエ
山頂へのルート
ケルンも時々見つかる
マウントオリビエ山頂からの絶景
マウントオリビエ
山頂からの絶景

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マウントクックのミューラーハットルートを歩くための旅行計画に役立つサイト、過去ブログ

ミューラーハットルートが天候不良で歩けない場合の代替えトレッキング・ルートもわかる歩いてNZのマウントクックページ

歩いてNZ.comマウントクックページ
歩いてNZ.comマウントクックページ

マウントクックでの日帰りトレッキング、半日トレッキング向けのNZブリーズのチャーター車送迎ツアー

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