ミルフォードサウンドへの日帰り観光はクイーンズタウンから多くの観光客は観光バスツアーに参加して往復しています。これを片道はセスナ機による遊覧飛行を利用することも可能です。この片道を遊覧飛行にする予約を行う前に注意するべきポイントを現地ガイドがアドバイスします。
ミルフォードサウンドからクイーンズタウンまで片道40分の遊覧飛行を予約する前に知っておくべき3つのチェック事項
ミルフォードサウンドは雨が多いので遊覧飛行の催行確率は年中いつでも30~40%の確率しかない
ミルフォードサウンドへの日帰り観光ツアーを予約する前に知っておくと得する現地ガイドからのアドバイス。
ミルフォードサウンドへ向かう往路の道のりは絶景が続くシーニックルート
ミルフォードサウンドからクイーンズタウンへの遊覧飛行が催行される場合の行程をイメージと動画、マップで事前にチェック
ミルフォードサウンドの遊覧クルーズ終了後セスナ機での片道飛行をしてクイーンズタウンの飛行場に到着してからホテルへの送迎車に乗り込むまでの遊覧飛行の行程
1.ミルフォードサウンドの遊覧クルーズ終了後船着き場にあるビジターセンタ-の建物の中で遊覧飛行機のパイロットに合う
ミルフォードサウンドの遊覧クルーズが終了して、
船着き場にあるビジターセンターの中に戻って来ると
クイーンズタウンからの観光バスツアーのガイド兼任のドライバーが
その後乗ることになるセスナ機のパイロットに引き合わせてくれます。
そのパイロットと他の乗客と一緒に巡回バスに乗って、もしくは歩いて
ミルフォードサウンド飛行場へと向かいます。
- ミルフォードサウンドに観光バスで到着の時に
遊覧クルーズの船には手荷物も一緒に乗り移ります。
遊覧クルーズが終了後セスナ機が飛ぶようなら
乗ってきた観光バスに戻ることはありません。 - 遊覧飛行機会社によっては
事前にこのビジターセンターの観光バス&遊覧クルーズ会社のカウンターにて
体重を測定する場合があります。 - 観光バスツアーでの当日申し込みの場合はこのビジターセンター内で支払い
- トイレはこの後クイーンズタウンの町に戻るまでの2時間ぐらいは無い。
ミルフォードサウンドの飛行場にも、クイーンズタウンの飛行機会社の事務所にも
トイレは無いと思っていたほうがいいでしょう。
もちろんセスナ機内にトイレはありません。
2.ミルフォードサウンド飛行場に待機しているセスナ機に乗り込む
パイロットと他の乗客と一緒にミルフォードサウンドの飛行場までやって来ると
その滑走路の中にパイロット共に入って行きセスナ機に乗り込みます。
- セスナ機内の席はバランスの都合もあるのでパイロットが指定します。
- セスナ機に乗り込む前にしっかりと記念撮影のチャンスはあります。
- セスナ機の大きさは最大16人乗り、最小は4人乗り。
このセスナ機の機材は指定希望は言えません。 - セスナ機に乗り込んだらやっぱりスマホはフライトモードにします。
フライトモードでも写真やビデオは撮れるはずです。
3.ミルフォードサウンドの飛行場を離陸。一旦西方角へと高度を上げていく。
ミルフォードサウンドの飛行場から離陸していく場合は
通常西の方面へと、マイターピークの方角へと離陸していきます。
(通常西からの風がミルフォードサウンドの入り江へと吹き込んでいる為)
- ミルフォードサウンドの飛行場を離陸した直後は
ミルフォードサウンドの船着き場を見下ろすことになります。 - 離陸直後はスターリングの滝を見下ろすところまで
高度を上げながら西へと向かいます。
この時が最も機体が揺れることがある。
この区間を我慢出来たら後は
上空で旋回して東へと(風下へ)向かうので
クイーンズタウン空港に到着するまで揺れはあまりありません。
4.ミルフォードサウンドの入り江の上空で旋回して、東方面へと向かう。
ミルフォードサウンドの上空を東へと向かうと
あまり上空まで上がることなく
切り立った山肌がすぐ横にある渓谷の間を飛んでいきます。
途中は、この遊覧飛行でしか見ることが出来ない岩山の頂上にある氷河や、
ミルフォードトラックを歩いていかなきゃ見れないサザーランドの滝や、
観光バスでミルフォードサウンドへと向かって来た道のりを見下ろしながら
飛んでいきます。
ミルフォードサウンドの入り江を通過後
ワカティプ湖の上空に差し掛かるまでに眼下に通過していく主な場所や渓谷は、
アーサー渓谷 / Arthur Valley : ミルフォードトラックの歩いてくる谷
サザーランドの滝 / Southerland Falls : NZ最大落差の580mの滝
ホーマートンネル / Homer Tunnel 前後の渓谷と国道94号線
ディバイド峠 / Divide 前後のEglinton Valley , Greenstone Valley
5.ワカティプ湖上空に出ると湖の上空をクイーンズタウン目指して飛ぶ
ワカティプ湖上空まで飛んで来ると
通常あまり機体も揺れが無く、
クイーンズタウンの飛行場へと向けて飛んでいけるでしょう。
そしてその日の風向きにもよりますが、
クイーンズタウンの飛行場へと北側、もしくは南方面からアプローチしていきます。
ワカティプ湖上空を飛ぶようになってから
クイーンズタウン空港へと到着までに眼下に見れる場所やスポットは、
グレノ-キーロード / Glenorchy Road :
ワカティプ湖の北の端にある村のグレノーキーへと通じるワカティプ湖東湖岸の道路
ウォルターピーク牧場 / Walter Peak Farm :
ワカティプ湖西湖岸にあるシープショーなどが見れる人気の商業牧場
クイーンズタウンの街並み
リマーカブル山脈の山肌
6.クイーンズタウン空港到着。その後ホテルまでの送迎が含まれる。
クイーンズタウン空港に着陸したら
空港ターミナルを通り過ぎて
セスナ機会社の事務所前で降りて、
セスナ機会社が手配済みの無料の乗り合いタクシーに乗って
クイーンズタウンの宿泊しているホテルまで送ってもらいます。
- クイーンズタウン空港に着陸後は空港のターミナルでセスナ機を降りません。
- セスナ機を降りるのは空港敷地内の端っこにある事務所前になります。
- セスナ機を降りたら、一旦その事務所の中に入って、
外で待っている乗り合いタクシーに乗り込んで
泊まっているホテルまで向かいます。 - このタクシー代金は遊覧飛行料金に含まれています。
- このタクシーのドライバーに
氏名、人数、泊っているホテル名を告げると、
どの車両に乗っていくかが指示されます。 - だから泊っているホテル名を憶えておきましょう。
自分が泊っているホテルの名前を憶えていない人が結構います。 - クイーンズタウンの町の中(Downtown)で降ろしてもらうことも可能。
(この際、町の中と言ってるつもりでQueenstownと答えてしまうと
クイーンズタウンのどこだ?と聞き返されるでしょう。)