クイーンズタウンの町から歩いて登っていける標高1748mのベンロモンド山に、夏の1月13日少しだけ曇りの日に登ってきました。その時の経路マップ、標高差マップ付きトレッキングレポートです。クイーンズタウンでのMust Do のリストに載せてください。
クイーンズタウンのベンロモンドにスカイラインゴンドラを使った後、2時間ほどかけて急な上り坂を歩いて登ってきた1月13日。
クイーンズタウンのベンロモンドは標高1748mの山で、頂上から絶景が見晴らせ、町の中から歩いて登っていける山として今や世界中から観光でやってくる人にとっての格好のインスタグラムスポットであり、一日トレッキングルートとして非常に人気の高い場所になっています。
そのベンロモンドに1月13日の月曜日に麓からではなくて、途中までスカイラインゴンドラを使ってから歩き始めました。
スカイライン・ゴンドラ乗り場
ここで標高は370mぐらい。
この乗り場の脇からTiki Trailを経由して歩いて登って行くこともできます。
このゴンドラ乗車は往復で$44/大人一人。
これで2時間ぐらいは歩く時間と標高差を少なくすることができます。
スカイライン展望台からBen Lomond Trackへ
スカイライン展望台で標高は790mほど。
ここから一旦Ben Lomond Trackへの標識に従って歩き始めます。
ここにはやはりトイレがあるのでトイレを済ませて歩き始めることにします。
これ以降は歩き終わってここに戻ってくるまで、道のり途中には一切トイレはありません。
この地点で気温は14度。少し曇がありますが、風はあまりなく、長袖、長ズボンで快適に歩ける人なりました。
スカイラインリュージュ脇に森を抜けてベンロモンドトラックへと向かう小道。
スカイライン展望台からベンロモンドトラックに入ると前方左側に目指す頂上が見上げることができます。ここから山頂まで2時間半、途中のサドルまでで1時間半の道のり。この後は日影の無い、坂道がずーっと続きます。
ベンロモンドサドルまでは少し急なところはあるけど基本的に誰でも歩いて行け傾斜の、そして横幅もある整備された坂道が続きます。
途中、休憩しながらも振り返るとワカティプ湖が広がる景観を楽しめます。
帰りはこの景観を見下ろしながら歩いてこれます。
この日はスカイライン展望台を出発したのがAM11時でした。
この道を登って行くときにはサドルまで行った人だと思いますが、降りてくる人ともすれ違うようになっていきます。
ベンロモンドサドルに近づくにつれて、左側前方にベンロモンド山頂へと登って行く先行者の姿が山肌に見えてきます。
この後自分自身もあそこを登って行くことが実感として分かって行きます。
その傾斜角度がかなりきついようにも見られるでしょう。
ベンロモンドサドル、標高1326m。
展望台からの距離は4kmほど、私はその坂道を1時間20分ほどかけて登ってきました。
このサドルでいったん休憩。
ここまで来て、これまでこの山並みで見られなかった北側の景観が目の前に現れます。
この北側の景観も絶景です。
そしてその北側からの風が吹き抜けるところにもなるので、いつもここは風があります。
この日もここから風があるととても肌寒いことになって、多くの人もここからはジャケットを着ている人が増えました。
このサドルまで登ってきて引き返す人もたくさんいます。ここまで来ても絶景が拝めます。
いざ、サドルから山頂への登りにチャレンジです。
この後はがれ場の坂道が主体になり、その道幅も所々は対向者とすれ違うのが危ないような狭い坂道になります。
そしてさすがに斜度がきつくなります。
少し登っては小休止、それを何度も繰り返しながら登って行きました。
サドルから30分ほど休み休み登って行くと岩場の登りが出てきます。
90mほどをジグザグと登って行くのですが、その岩一段が日本人体系の私には少し高いところもあって、両手を使ってよじ登るようなところもあります。
この岩場を10分ほど登るともうすぐで頂上です。
急な岩場部分を登り終えると、それまで見えなかった山の西側の景観が遠くから麓まで一目で見晴らせるようになり、坂道もかなり緩やかになります。
そして頂上1748mに到着。
頂上から360度の景観が楽しめるのですが、やはりクイーンズタウンの南方面であるワカティプ湖や対岸の山並み、そしてリマーカブルの山並みがパノラマで見晴らせるのはNZの絶景の一つと言えるでしょう。
私はスカイライン展望台から休憩も入れて2時間10分ほどかかりました。
距離とすれば5.8kmの距離。途中では私を追い抜いてすたすたと登って行く人、のんびりと歩いて行く人さまざまでした。
この頂上で絶景を見ながらランチタイム。さすがに風があると寒く感じるほどでしたが、この日はそれほど風が無くラッキーな日でした。
まして少し雲もあったので日焼けもあまりせずに歩くことが出来ました。
こんな日は珍しいと思った方がいいでしょう。
晴れている日は強い日差しがズーット照り付け、風のある日はとても寒くなる道のりです。
さすがにここは観光スポット、インスタグラムスポットになっているのでたくさんの人が登ってきてましたが、大部分は欧米、オーストラリアからの旅行者、そして夏休みを利用したNZの家族連れといった感じで、アジアからの観光トレッカーは1組ぐらいしか見られませんでした。
その中で年配の人たちはさすがにトレッキング用の服装で登っているのが目立ちました。