11月22日に強風吹き荒れる中マウントクックのフッカーバレーを歩いてきました。私はマウントクックリリーの写真を撮りたくてフッカー氷河湖まで歩いてきましたが、吹き飛ばされそうな道のりでもたくさんの人が歩いているのには感心しました。
11月22日マウントクックリリーも強風の中たくさん咲き始めてるフッカーバレートラック
11月22日のマウントクックは
曇り空、朝から終日強い突風が吹き抜ける日になりましたが、気温は16度から23度ぐらいと強い風の中ジャケットを着て歩くには暑すぎない天気でした。
この日は正午過ぎからフッカーバレートラックを歩き始めたのですが、
第一の吊り橋から手すりを握りながら渡らなくてはいけないような突風が吹き抜け、
進行方向前方に見える山裾の斜面の砂塵が舞い上がっているのがよく分かる中ちょっと歩くのを中止しようかなという考えも在りました。
この日を逃がすとマウントクックリリーの写真を晴れている日に撮れるのは来年シーズンになるかもしれないという思いと、周りにたくさん結構気軽な格好で歩いている観光客ウォーカーがいたので行けるところまで行こうという思いで歩いていきました。
フッカーバレートラックの第2の吊り橋は谷間に架かる橋で、川面までも結構落差があります。
この谷間をこの日みたいに山からの吹きおろしの風が吹き抜けると吊り橋も波打ちます。
最大20名は一度に乗れるしっかりとした吊り橋なのですが、さすがに橋の上にいる際足元が確実に波打ち、横風で真っ直ぐ歩くことも難しい状態はちょっと真顔になります。
ちなみに後で天気予報サイトで調べたらこの日のマウントクックでの最大風速は30m/秒という台風の暴風域に入っている状態と同じ風が吹き荒れていたそうです。
この風が吹き付ける道端にはマウントクックリリーが2番目の吊り橋を渡った後からはたくさん咲いていました。
けどやはり風により吹き飛ばされそうなのはこの花も同じで、少し風が弱まったところの一瞬をとらえる撮影がどこまでも続きました。
第2の吊り橋を渡ってしばらく歩くとマウントクックを正面に見据えながら歩けるボードウォークの部分に差し掛かるのですが、この日はその正面から強風が吹きつけ、時には砂塵も飛んでくるのでなかなか真正面を見ながら歩くこともできませんでした。
この風が強い日は11月だけではなくて夏のシーズン中も結構あります。
砂塵除けにもサングラスをつけて歩くことをお勧めします。
そしてフッカー氷河湖まで行って、折り返してくるときはこの辺りは後ろから風が吹き付けるので帰りは否が応でも早足になって歩いてこれます。
3番目に出てくるフッカー川に架かる吊り橋もこんな強風の日は波打ちます。
この日も丁度私が渡るときには前後誰も橋の上にはいない状態になったので、橋が波打つのが強烈でその波打つ間隔に併せて歩いていくのが難しいほどでした。
この谷間を駆け抜ける強風もズーット吹き続けているわけではなくて、時に弱まったり、時に強風となって突風が吹き抜けるのですがこのタイミングを察知することは不可能だと思います。
写真のように弱い風の時に渡れば橋の上で記念写真も撮れるのですが、弱風の時に渡り始めても途中で突風がやって来ることは必ずと言っていいほどあります。
もしこの波打つ橋を渡るのが怖ければ渡らないことをお勧めします。
第3に吊り橋を渡ったらこの時期から12月中旬ぐらいまではマウントクックリリーのお花畑が道端にしばらく続きます。
そして、フッカーバレートラックの終着点のフッカー氷河湖に到着。
この氷河湖も強風で湖面に白波が立っていました。
この強風の中大きなテーブル席やその周りではランチを取っている人がたくさんいたのですが、私はそのランチが吹っ飛んでいくかもしれないことと、落ち着いた休憩もできないだろうと思い、さっさと帰路につきました。