NZへの旅行を計画していると体験ブログなどからサンドフライという虫がいて、その虫に刺されるととてもひどいことになるということを知ってその対策に悩まされる人も多いはずです。そのサンドフライへの対策を現地ガイドが体験からも含めてアドバイスを差し上げます。
NZのサンドフライというハエの事を知ってからNZへのトレッキング旅行、観光旅行を計画してください。
NZのサンドフライとはどんなハエであるのか?刺されるとどうなるの?
サンドフライとは
NZに入るサンドフライについてのWikipedia(英語)はこちら
サンドフライに刺されたらどうなる?
(この黒くて小さいやつがサンドフライ)
NZのサンドフライと蚊の違いは何かを知ってるとその対策が考えられます。
サンドフライと蚊との違いと同じようなこと
サンドフライは風の吹いているときは飛べないから現れないとのことですが、
観光バスやレンタカーで観光しているときにサンドフライが車内に入ってくることがあります。
そんな時でも慌てなくても、
車が走り出すとサンドフライはフロントグラスや窓ガラスにへばりついていて
体や頭の周りを飛び回っていることはありません。
NZ南島の観光地、トレッキングルートでサンドフライがたくさんいる場所、いない場所
日本からのNZ旅行でNZ南島の観光地の中で特にサンドフライと遭遇する確率の高いところと出会う心配が不要なところ
サンドフライに遭遇しやすいNZ南島の観光地、トレッキングルート
- ミルフォード・トラックの出発地点から
終着地点のサンドフライポイント、ミルフォードサウンドまで日中はいつでも。
(マッキンノン峠は除く) - ルートバーントラック上の
ディバイドと
ルートバーンシェルターからルートバーンフラットハット間。 - マウントクックの
フッカーバレートラックのフッカー氷河湖の湖畔 - ミルフォードサウンドの船着き場
- 風のない夏の日中のテカポ湖畔
- ダニーデン郊外のオタゴ半島の海外線沿い、サンドフライベイ
- グレノーキーのワカティプ湖畔
サンドフライに遭遇することはほぼ無いと言える日本人観光客が立ち寄りそうな場所。
- クイーンズタウンの町の中のワカティプ湖畔
(町の中心から離れた湖畔の遊歩道上は除く) - アロータウン
- テカポの良き羊飼いの教会やマウントジョン天文台
- ミルフォードサウンド一日観光中に立ち寄るカメラストップやクルーズ船上
(船着き場派の除く) - クライストチャーチの町の中、
ハグレーパーク - ダニーデンの市内
- モエラキ・ボールダーズ・ビーチ
- マウントクックのフッカーバレートラック(氷河湖湖畔は除く)
ケアポイント・トラック、セアリーターン・トラック - ワナカのロイズピーク・トラック
- クイーンズタウンの
クイーンズタウンヒルトラックやベンロモンド山ルート
NZ国内にいるサンドフライでも
特にミルフォードサウンドを含めた西海岸沿いの浜辺または
森の中などには大量に、そして強力な
(薄い衣類なども突き通して刺されてしまうような)サンドフライがいます。
NZ南島の西海岸にいる強力サンドフライのWikipedia はこちら
NZのサンドフライに刺されない様にするための虫よけスプレーはNZメイドがお勧め
NZでのサンドフライに刺されないようにするための一般的な対策
- 虫除けスプレーの使用: DEETを含んだ虫除け剤が効果的です。
- 肌の露出を避ける:
長袖・長ズボン、帽子、手袋などを着用し、できるだけ肌を出さないようにしましょう。
出来れば、暗い色(黒や紺色系)の服や帽子は避けましょう。 - ベビーオイル: 少量のベビーオイルを肌に塗るのも効果があると言われています。
- 酢: 服に酢を振りかけるのも、虫よけになります。
NZ国内で売られている一般的な虫よけスプレー
NZ国内の薬局やスーパーマーケットなどに売られている虫よけスプレー
NZ国内で購入できる虫よけスプレー例
Bushman
オーストラリアの会社
Deet 配合率;20%, 40% or 80%
Aerogard
オーストラリアの会社
Deet 配合率;40%
OFF Tropical Insect Repellent
アメリカの会社:Johnson & Sonでオーストラリアで製造
8時間の効果がある ピカリジンが含まれる。
Skin technology
ニュージーランドの会社
緑色スプレーは ピカリジン25%含む
青色スプレーは Deet 40%含む
NZメイカーのDeetを含まない天然素材だけ使用のお勧めのサンドフライ除けスプレー2種類
NZのメイカーでサンドフライが嫌う天然成分を配合した、DEETが含まれないお勧めのサンドフライ除けスプレー
100% ニュージーランドの会社
40ml入りと50ml入りがある。
スイートアーモンドオイルを主体に
ラベンダー、ユーカリ、マヌカ、レモングラスなどの天然成分から作られているので
肌に直接塗り付けるタイプの虫除け剤
肌に直接塗り付けても
べとついたりせず、においも柔らかで、アーモンドオイルの効果で滑らかにぬれる。
薬局やスーパーマーケットに大手メーカーほどではないけど
陳列販売されているのを見かける。
クイーンズタウンのアオテア・ギフツでも販売されている。
Ultimatehikes のブランド名で売られている
Insect Repellent
このサンドフライ除けスプレーを作っている会社は
100% ニュージーランドの会社の Botanica
100ml入りのミストスプレー。
ミルフォードトラック、ルートバーントラックの
ガイドウォークを行っている会社が販売している
天然素材だけ使用、DEETフリーのサンドフライ除けスプレー
クイーンズタウン、テアナウの
Ultimatehikes 受付センターで販売されている。
Botanica No Insects Repellent という商品名の
スプレーは薬局で販売されてるのをたまに見かける
結論 NZ旅行中にサンドフライよけスプレーは必用なのか?
ミルフォードトラック、ルートバーントラックを歩かなければサンドフライ除けスプレーは必用ない
NZ旅行中にサンドフライ除けスプレーが必要となりそうなところへと観光で訪れても
その場所でとどまっている時間は恐らくわずかな時間になるでしょう。
また、ミルフォードトラックやルートバーントラックの一部分を
ガイド付きで歩く日帰りツアーなどに参加する時には
その日だけスプレーを使うだけになると思うので大量には必用ないので、
複数人数でそのツアーに参加する場合は1本のスプレーを使いまわすのもいいでしょう。
ちなみにサンドフライがたくさんいるようなところでも
大体は体の周りにたくさん飛び回っていてうっとしいけど、
射されたりすることはあまりありません。
だから私はこのスプレーをつけることはほとんどありません。
日帰りトレッキングツアーのガイドさんが
スプレーを振りかけているところなど見かけたことはありません。
かゆみ止めは日本製でもOK
サンドフライ除けスプレーは
NZ旅行中、又は日帰りトレッキングツアーに参加する場合でも必要ない、と書いていますが、
どうしてもいつの間にかわずかな隙を突かれて射されたりします。
だから痒み止め軟膏ぐらいは日本から持ってきたほうがいいでしょう。
日本製のムヒやウナコーワでもサンドフライのかゆみは和らいでくれます。
NZで虫除けスプレー、かゆみ止め軟膏を購入するときに使う英語
NZにやって来てから薬局やスーパーマーケットで
虫除けスプレーやかゆみ止め軟膏を買い求めるときに使われる英単語は、
サンドフライ除けのスプレーなどは、
Insect Repellent(インセクト・リピーレント)
虫射されの痒みは
Itche(イッチ)
虫刺されは
Bite(バイト)