ゲートルードサドルルート、経験者向け日帰り可能トレッキングルート

ミルフォードサウンドへの道のり途中にあるお勧め日帰りトレッキングルートのゲートルードサドルへ、夏の陽気一杯の昨日いってきました。12月のここのルート上ではマウントクックリリーとマウンテンデイジーは咲き乱れるお花畑の中を歩いて行けますが、標高の高いところはまだまだ残雪たんまり残っているルートでした。

ミルフォードサウンドを見下ろせる山歩き経験者向け往復4~5時間のゲートルードサドル・ルート Gertrude Saddle Route

ゲートルードサドルまでのミルフォードロード沿いの出発点から片道の道のり

この日帰りトレッキングが可能なコースはミルフォードサウンドへの道のりと途中にあって、テアナウやクイーンズタウンからミルフォードサウンドへ行って遊覧クルーズを楽しんだ後にでも歩けるお勧めのトレッキングルートです。

しかしこのコースはルートと呼ばれるコースで、山歩きをある程度経験した事のある人向けです。

歩き始めはオレンジポールを道しるべにする道のりですが、直ぐにそれもなくなるため先行者が歩いた後をたどるのが基本になりますが、12月ぐらいの雪解けの時期にはその道も冬から春先に起こった雪崩などのためにトラックがなくなっていたりするため、目指すところを定めてそれに安全に目指すことができるルートファインディングの知識と経験が必要とされている道のりです。

ミルフォードサウンドへの道のり途中のホーマートンネル手前の駐車場から歩き始めて2kmほどはU字谷の谷底を標高差100mほどを緩やかの登って歩けますが、谷の奥に達した後からは標高差570mを一気に2kmほどかけて急斜面を登って行きます。

その山道は崩れやすい砂利道、大きな岩肌をよじ登るような道のりがずーっと続きます。

体力にも自信のある人にお勧めとなります。

このゲートルードバレーはミルフォードサウンドへ向かう観光バスでは車窓から眺めることはできますが、レンタカーがなければ一般の旅行者が訪れることは難しいところです。

歩き始めて一般的に4時間でサドルまで往復できる道のりなので、夏のミルフォードサウンド周辺は日の入りが非常に遅いことから午後からこのルートを歩き始めて、5時や6時ぐらいに歩き終わってもまだまだ頭上にお日さんがあるので一日を十分充実して楽しめると思います。

ただし夏の間ここを歩く人は歩き始めて帰ってくるまでずーっと日影がないところなので日焼けには十分ご注意ください。

（ゲートルードサドルルートへの入り口。ミルフォードサウンドへの道のり途中、ホーマートンネルの手前にこのゲートルードバレーは広がり、その谷間を抜け急斜面を登りつめるとミルフォードサウンドの入り江をサドルから見下ろすことができます。往復4時間、約8.8kmのルートです。）

（12月のこのゲートルードバレーはマウントクックリリー、マウンテンデイジーなどのNZ高原植物が咲き乱れるお花畑になります。マウントクックのフッカーバレートラックと比べると全く整備されている道のりでは無いためマウントクックリリーなどはより一層身近に、たくさん、そしてきれいに開花した状態の花が見られます。）

（ゲートルードサドルへの山道に入ると途端に急斜面になり、その道のりも途中は小道のような跡も無くなるところが多くなります。そして12月はまだ雪崩の残雪がたくさん残ります。）

（急斜面の上部は一枚岩の岩肌の上を歩くことが多くなります。滑り落ちていくほどの斜面では決してないのですが、柵などが無いために谷底にあるきれいな湖や滝の流れへと一気に転がり落ちていきそうな気が十分付きまとうところばかりが続きます。途中は鎖場もあります。）

（12/13の昨日はまだまだ残雪たくさん残っていました。お昼時に登ったので強い日差しを受けその雪面はザクザクと膝元ぐらいまで埋まる柔らかいものになっていましたが、深さはまだまだあるようなので崩れる心配がないところを選んで一番低くなっているサドルまで登って行けました。）

（12/13ゲートルードサドルからミルフォードサウンドの入り江を見下ろす。この足元は断崖絶壁です。1月から3月ぐらいにここまで登ってくると午後からこのミルフォードサウンドからの浜風が吹き抜けることになるのでご注意下さい。）

ゲートルードサドルへのGPSトレイルダウンロード可能なマップ

ゲートルードサドルルートを歩くために必要な旅行情報が集められるサイトぺージ

ゲートルードサドルルートの詳細も載っている歩いてNZのミルフォードロード沿いのトレッキングルートページ

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