ルートバーントラックは12月に入ってトレッキングシーズン最盛期を迎えるようになってきてます。本来は2泊3日掛けて歩く道のりの一部分ですが、日帰りで歩けるルートバーンフラットまでとキ-・サミットを先週歩いて見つけたランの花とヤドリギの花を紹介します。
ルートバーントラックが体験できる日帰りトレッキングコースで12月に見られたNZの高原の花。
ルートバーントラックで12月に見られるランの花
グリーン・フード・オーキッド/Greenhood Orchids
緑色の頭巾を被るようなランという名前通りの姿の花。
12月にはかなりトラック脇に見られるのですが、苔むした林床に咲いているので同じ緑色の色合いから苔むした道端では見落としがちです。
このグリーンフードオーキッドはよくまとまって咲いているので、一つ見付けると周りにたくさん見つけることができるでしょう。
12月中はルートバーンフラットまでのトラック脇とキーサミットまでの原生林の森の中で咲いています。
スレンダー・フォレスト・オーキッド/Slender Forest Orchid
この蘭の花もとても小さく、そして苔むした林床に交じって咲いているので見落としやすい花です。
12月5日以降ルートバーンシェルターから歩き始めて原生林の森の中に入るとたくさん咲いているのを見つけることができました。
ホワイト・フィンガーズ・オーキッド/Whitefingers Orchid
このランは白色の花びらだから結構見つけやすいかもしれません。
ルートバーンフラットまでの道のりでは一輪しか咲いていませんでしたが、12月9日の段階ではキーサミットへの道のりで森を抜けてからキーサミット頂上への道端でシダやデイジーの葉っぱに隠れるようにたくさん咲いていました。
ヤドリギのレッドミスルトゥの花/Red Mistletoe
12月に入るとNZの原生種の木も花を咲かせます。
その花が鮮やかな赤い色の花が多くて、サザン・ラタ/Southern Rataやポフツカワ/Pohutukawaなどと共にこの時期に合わせてNZのクリスマス・ツリーと呼ばれたりしていますが、ルートバーンシェルターの周りの森の中にはヤドリギの赤い花を見つけることができます。
今年は特にこのレッドミスルトゥの花がたくさん咲いているような気がしますが、NZの固有種であるブナの木にだけ寄生するヤドリギです。
常緑のNZのブナの森の中ではこの鮮やかな赤色の花はかなり目立ちます。
その目立つのは蜜を求めてやって来るNZの小鳥たちを集めるためです。
クイーンズタウンから日帰りでルートバーントラックを体験ハイキングができるルートバーンフラットまでの道のり
クイーンズタウンからルートバーントラックを日帰りで体験ハイキングしてみたいならルートバーンシェルターを出発してルートバーンフラットハットまでの往復トレッキングがお勧めです。
クイーンズタウンからレンタカーや日本語ガイド付きツアーに参加するのが一般的ですが、道のりは苔むしたNZブナの森の中をとてもきれいなルートバーンの川の流れを見下ろしながら川の上流へと緩やかな坂道を歩いて行けます。
ルートバーンの川の上流へ歩いていくと氷河地形の特徴でもある平らな草原、河原が広がるルートバーンフラットにたどり着きます。晴れていたらその河原でのランチは最高のひと時になるでしょう。
クイーンズタウン発着日帰りルートバーントラック体験日本語ガイド付きツアー
クイーンズタウン発着AM8:00~PM17:00
12/25以外の毎日催行可能
ルートバーンシェルターから往復約13km,高低差250mほどを歩きます。
歩行時間約5.5時間
ある程度体力のある人向け。
雨天決行
日本語ガイド同行