20年に一度の大雨で変更ありすぎのNZ南島女子旅6日間同行レポート

NZブリーズ送迎ツアー

19年の12月第一週は記録的な大雨が降ることになりました。それによって変更になったり、期待していたものが全く見れなかったりしても果敢にも、常にポジティブに駆け抜けた2人の女子旅に同行しました。あまりにもいつもは見られないことがありすぎたツアーだったので、記録としても残したいのでブログにしてみます。

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ミルフォードトラックとルートバーントラック、マウントクックを日帰りトレッキング三昧6日間ツアーのオリジナル日程と変更が余儀なくされた後の日程

NZブリーズが19年の9月まで募集を行っていたホテル付きツアーに”ミルフォードトラックとルートバーントラック、マウントクックを日帰りトレッキング三昧6日間”というのがあって、そのツアーにホテルはご自身で手配することなので、ホテル抜きの現地トレッキングツアーと各観光地間の専用車での観光送迎ツアーとして女性2人が申し込んでくれました。

このお二人と最初にお会いした12月2日から最終的には12月8日のお別れの日までことごとく日程が変更したり、大雨の影響がどこまでも続いたツアーとなりました。この変更や天候の影響は決して常にあることではないのですが、これからNZに個人旅行でやって来る人にはそんな場面になった時の対処方法としても参考になると思うので、これからその7日間に女子2人が体験したことを書いていきます。

1日目(12月2日)オリジナル日程と変更なし。クイーンズタウン空港に到着後出迎え、クイーンズタウンのホテルへと送迎

女子2人は前泊していたオークランドから国内線でクイーンズタウン空港へとやってきます。このクイーンズタウン空港に到着する際、風がきつくてNZ航空機は着陸間際になって機首を引き上げ、空港上空を旋回することを3度も行ってから着陸することとなって、女子一人はほぼゲロ吐きかけで到着となりました。(クイーンズタウン空港に到着するときは山の中に飛び込んでくるようになるのでこんなことはたまにあります。)この時点でこの2人が実は嵐を呼び込む女子だということには気づいていませんでした。しかし天気予報では次の日から雨が降り続けることが分かっていたので、ホテルまでの送迎時に女子一人はまともな雨具(ゴルフ用のウィンドブレイカーだけ持参)を用意してきていないと聞いたので、折り畳みの傘以外にもレインジャケットを購入することを勧めて、この日はホテルにて別れました。

2日目(12月3日)、大雨の中オリジナル通り、TankenTours主催の日本語ガイド付きルートバーントラック一日体験ハイキングツアーに参加。ツアー終了後NZブリーズの専用車にてテアナウまで送迎

前日の12/2の夜からクイーンズタウン周辺及びフィヨルドランド国立公園やルートバーントラック周辺は大雨となり、ルートバーントラック一日体験ハイキングツアーも雨でもお客さんが歩きたいと言えば安全に歩ける限りは大雨でも歩くので、この女子2人も元気に靴上ぐらいまで雨水が流れるようになったトラックでも歩いてきたらしい。

ウィンドブレイカーしか持ってきてなかった女子一人も前日しっかりしたゴアテックスジャケットを購入して行ったので足元以外は濡れることなく歩けたとのこと。

そのゴアテックスレインジャケットを購入したお店には身長にあった14歳向けガールズジャケット(ノースフェイス製)が見つかったことでクイーンズタウンにあるお店でもMacpacではなく、Kathmanduでもなく、Torpedo7が大変お気に入りになったようでした。

ミルフォードサウンド12月1日から7日の雨量

ミルフォードサウンド、ルートバーン周辺は12月3日に208㎜という豪雨の日となりました。おかげで12月3日の時点でミルフォードトラックの半日ハイキングを歩くトラックは水没しているためツアーが中止となり、翌日となる12月4日もこのツアーは中止となり、代替えとしてミルフォードサウンドクルーズとキーサミットハイキングツアーに変更と決定される。このことを女子2人にはテアナウへと向かう際に伝えました。

3日目(12月4日)、オリジナルの”ミルフォードトラック半日ハイキング+ミルフォードサウンドクルーズ”から”ミルフォードサウンド遊覧クルーズ+キーサミットハイキングツアー”に変更

12月4日も引き続き大雨のミルフォードサウンドとなって、女子一人曰く一生分の滝の流れを見て、強風が吹き付けるミルフォードサウンドでの大揺れする遊覧クルーズの後、キーサミットへはこのツアーは行きたい人だけ行き、行きたくなければ英語ガイドが他のあまり風雨にはさらされない散策コースを2~3か所巡る選択肢が与えられるところをこの二人だけは元気にキーサミットまで登ってきたらしい。

このミルフォードサウンドが大雨なのはごく当たり前のように一年中あるのだけど、ミルフォードトラック半日ハイキングツアーが大雨などで中止になることはたまにある。

女子2人はミルフォードトラックを歩けなくなってもあまり気にかけず、大雨の中でも、景色がきれいじゃなくてもキーサミットに元気に行ってくれました。

4日目(12月5日)、オリジナル通り+少し追加。テアナウから途中下車観光しながら、ワイナリーでのランチタイムを過ごしてマウントクックまで送迎。

テアナウを朝出発、いつもなら下車観光だけのカワラウ川でのバンジジャンプを女子一人が飛ぶことを希望したので、時間の都合でギブストンバレーワイナリーでワイン・テイスティングとランチを先に済ませてからバンジージャンプ、そしてマウントクックにはPM17時20分着。

このマウントクックに到着前に女子2人はマウントクック滞在中フッカーバレーとケアポイントの2つの違うトラックを歩きたいことを言っていて、そしてこの時期日の入りがPM21時過ぎになる為、PM17時から歩いても構わない、そしてホテルでの食事が歩き終わる時間ごろに終了となること、ホテルの夕食は事前予約には含めていないとのことだったので、マウントクック手前のTwizelに立ち寄りスーパーマーケット(Four Square)で夕食代わりのものを購入してからマウントクックへ向かう。

マウントクック到着時はあまり雨も降ってはいなかったけれど、風が強く吹き付けることとなっていた。しかし女子2人はその強風にも負けずにフッカーバレートラックを最後のフッカー氷河湖まで歩いてきたらしい。ホテルの部屋に戻ってきたのはPM21時20分ごろらしい。

私は翌日のPM12時30分に迎えに来ることを約束して二人とは別れる。

このマウントクックが雨で、山の姿が全く見られないことも一年中よくあることです。

5日目(12月6日)、オリジナルより出発時間を早めてマウントクックからテカポへと移動

12月5日の天気予報でマウントクックは6日の朝から大雨ということだったので、早めにマウントクックに出向き、女子からのメッセージを受けてAM10時30分にはマウントクック出発。

マウントクックの山肌は前の日から一度も拝まずに、予約時にはその部屋しか残ってなかったハーミテージホテルの最も高い部屋であるプレミアープラスの部屋に短い滞在だけして、朝カーテンを開けたら外は雨雲しか見えず、大雨である為にケアポイントに行くのは速攻で取りやめマウントクックは離れることになりました。

マウントクックからテカポまでの道のり途中、女子たちがテアナウのレストランで知り合った人からサーモン養殖所のサーモンの刺身がイケるということを聞きつけていたので、この辺りのサーモンの養殖所の直売店を2件訪れることにしました。

おかげで、Twizelの町に近い国道8号線沿いにあるHigh Country Salmonの刺身の方がプカキ湖畔にあるMount Cook Salmonの刺身より脂がのっていておいしいことを私も知ることとなりました。

この日の夕食はお二人に湖畔レストランで夕食を取ることを勧め、PM19時に予約もして、サーモン尽くしの日となりました。

ハイカントリーサーモン刺身

テカポに到着時はやはり雨が降っていたけど、この時期はやはりルピナスが咲き乱れる時期。雨の中でもルピナスがたくさん咲く湖畔でインスタ写真を撮ってからホテルへと送迎。

12月6日テカポ雨の中のルピナス湖畔

テカポに到着時ぐらいから20年に一度しか起こらないことに続々と巻き込まれていきます。

天気予報では夜更けから雨も止むような感じだったので、星空ツアーは事前予約してないけど、夜更けに良き羊飼いの教会まで歩いて星空を見に行くため、夕食の時間まで部屋で一休みするとのことでPM14時30頃にはホテルチェックインしてお別れする。

しかしこの日のテカポは日中の雨が止むことなく、そして夕方からは雷も伴う雷雨が夜中を通して続くこととなります。夜中に雨脚が途切れることなく6日の朝まで続くこととなりました。私はテカポで一晩中雷が鳴り響いて雨が降り続ける夜を初めてすごしました。

12月5日強風、6日、7日大雨のマウントクック

マウントクックの12月1日から7日の天気記録
12月5日には30m/秒の強風が吹き、6日に150mm、7日に96mmの雨が降ったことが分かります。

6日目(12月7日)オリジナルの日程はテカポからクライストチャーチのホテルまで送迎して終了が、大変更となりクイーンズタウンのホテルで終了となりました。

テカポの朝は少し晴れ間も見れたため、マウントジョンに車で上り、人気のインスタスポットで写真を撮って、カフェでフラットホワイトも飲んでからテカポを離れます。

12月7日テカポマウントジョンカフェフラットホワイト

そして、テカポから1時間ほどのGeraldineでのトイレ休憩を挟んでクライストチャーチに向かうところでこのツアーでの最大の変更原因となるランギタタ川に差し掛かります。この川が20年に一度あるかどうかという大雨のために水かさが増し、川に架かる橋が水没して橋を渡ることが出来なくなっているのでした。この川に架かる橋は2か所。その2つの橋ともに水没して渡れない。この2つの橋どちらかを渡らなければクライストチャーチには行けないのです。他にう回路はありません。

しばらく、他の車両と共に通行止めの手前で状況がよくなること、橋が渡れることを待つようにしながら、道路状況サイトを調べてみると今晩にかけて回復の見込み、橋が渡れるようになることは無いことが分かります。

12月7日ランギタタ川増水による国道閉鎖

早速、女子は解決策を練ることとなりますが、まずは翌日のAM11:55発のオークランドから関西空港への国際線に乗るための手段を考えます。

そこで、ダニーデン空港から国内線に乗ることも考えましたが、この日のダニーデンからオークランドの最終便出発が17時ぐらいということでこのランギタタ川からダニーデンまでの距離;3時間半ぐらいを考えるとかなり難しい、クイーンズタウン空港から朝一番の便に乗ればオークランドからの国際線には乗り継げることが分かったので、その場でNZ航空にTelして、クライスチャーチ/オークランドの国内線は破棄して、クイーンズタウンからオークランドの国内線を新たに購入することにします。変更手数料などを含めてNZ$440ほどの出費ですが仕方ありません。そしてクイーンズタウンもYHAですが、新たに予約してクイーンズタウンにひとまず戻ることとなりました。

クイーンズタウンに戻ったのもPM19時過ぎですが、この女子2人は絶えずポジティブに考え、ファーグバーガーをまた食べれるとか、Torpedo7がまだ開いていたら是非行こうとか、パタゴニアのアイスクリームを3回目にまた食べれるなどを話しながらクイーンズタウンまで戻ることができたので私もかなり気が楽でした。

そしてオリジナルではクライストチャーチのホテルまで送迎してこのツアーは終了となるところを翌日のオークランドへの国内線出発がAM06:40と早いこともあったので、このクイーンズタウンYHAから空港まで送迎することも約束して別れました。

しかし、ここで最悪のことが終わることなく次の日まで続くことはさすがにこの時点では全く想像できませんでした。

オリジナルには無い7日目(12月8日)も大雨の影響が意外なところに出て関空に到着したのは予定の1日遅れ

クイーンズタウンのYHAから女子2人をAM05時10分にピックアップしてクイーンズタウン空港にはAM05:20には到着。通常クイーンズタウン空港はそのAM05:20ぐらいからセルフチェックインの機械でチェックインが始まるのだけど、空港ビルの中に入ったら多くの人がその機械の周りでチェックインができるようになるのを待っていました。

しばらくしてその機械が稼働しないのはオンライン機能が不通になっているとのことが分かります。だから機械を使ったチェックインができないため搭乗者全てのチェックインはマニュアル=手書きでの対応になることになります。この手続きが始まったのがAM07時20分ぐらいから。

12月8日クイーンズタウン空港マニュアルチェックイン

さすがに搭乗者全員チェックインが終了するのに時間がかかり、最終的にこのオークランドへの国内線がクイーンズタウン空港を出発したのはAM10時半ぐらい。

クイーンズタウン空港システムダウン12月8日

NZの国内インターネット配信会社;Sparkのネットワークが不通になっていることを伝える12月8日のクイーンズタウン空港のオフィシャルサイト。
このSparkの通信ケーブルがランギタタ川周辺にある中継点で不通になっているため12月7日の夜からクイーンズタウン空港を含めたランギタタ川から南のNZ南島どこでもSparkの通信網を利用しているスマトフォンや電子レジなどが不通になっていたのです。(カフェやタクシーの支払いもこの時は現金のみでした。)私のスマホもSparkを使っているので、7日の夜から8日の午前中まではインターネットに繋げることができませんでした。

女子2人は結局オークランドから関空への国際線には乗り継げずに、再び新たなチケットとしてオークランドから香港経由で関西空港へと向かうチケットを購入して、予定より一日遅れとなる12月9日の朝に関空には到着したようです。

こんな最悪なことが起こっていても、香港乗り継ぎの際トランジットに4時間あることからショッピングの時間ができることを女子2人は喜んでいました。どこまでもポジティブで私も気持ちのいいお二人でした。

こんなことは20年に1回ぐらい起こるかどうかのことなので、個人的には珍しい体験をさせていただいたツアーでした。今度この女子2人がNZにやって来るときはマウントクックの雄姿とテカポの星空を用意して待っていることにしたいです。