ミルフォードサウンドへとクイーンズタウンから一日かけて英語ガイドの観光バスツアーで行くときに観光バスが停まってくれるカメラスポットとミルフォードサウンドの遊覧クルーズで全身で体感してほしい絶景と遭遇チャンスが高いNZ野生動物を現地ガイドが教えます。
- ミルフォードサウンド観光バスツアーでミルフォードサウンドまでの道のりでバスが停車してくれる3か所のカメラスポットで見ることが期待できる絶景とNZの野鳥ケア
- ミルフォードサウンドの遊覧クルーズ上でその目で見て、全身で体感してほしい絶景と見ることが期待できるNZ野生動物
- ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;ミルフォードサウンドの象徴の山マイターピーク; Miter Peak
- ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;雨の時、雨が降った後の水量莫大でいくつもの長い滝
- ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;NZのオットセイがお昼寝している
- ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;スターリングの滝の麓へと遊覧船が突っ込んでいく
- ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;氷河が削り取った岩壁を真上に見上げることが凄すぎる。
- ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;ボーエンの滝も豪快な瀑布
- ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;ミルフォードサウンドの入り江に住み着いてるイルカが出てきてくれるかも
- ミルフォードサウンドへ観光バスツアーで行くときに参考にできる動画、マップ、過去ブログ
ミルフォードサウンド観光バスツアーでミルフォードサウンドまでの道のりでバスが停車してくれる3か所のカメラスポットで見ることが期待できる絶景とNZの野鳥ケア
ミルフォードサウンド観光バスツアーのカメラストップ;エグリントン・バレー;Eglinton Valley のEglinton Flat
ミルフォードサウンドへ続くフィヨルドランド国立公園の中へ
観光バスが入って行き、まずカメラストップで停まってくれるのが
エグリントン渓谷のエグリントン・フラット。
ここでバスが停まってくれたら絶対にバスを降りて
広々とした平原に立ってみて下さい。
周りの山肌がどれだけの標高があるのか?その山肌まで近いのか遠い距離なのかが
絶対に分からなくなる、遠近感がなくなる壮大な景色を楽しめる場所です。
この壮大な渓谷が氷河が山肌を削り、地面の土砂を押し流して行った後に
出来上がったU字谷の典型の形です。
日本ではこんなU字谷は見れませんよ。
ミルフォードサウンド観光バスツアーのカメラストップ;ミラーレイク; Mirror Lake
ミルフォードサウンドへの道のり途中で一番人気のカメラストップがミラーライク
雨が降っていなければ湖面が静かにたたずんで、
山肌などを湖面に映し出す鏡の湖面状態になっていることから
この名前が付けられています。
約5分ほどで歩ける遊歩道が小さな沼のような湖沿いにあります。
湖岸沿いをゆっくりと歩いてみましょう。
遊歩道は原生林の森の中にもなるので、
NZ原生の苔むした常緑広葉樹林を間近にみることができ、
この原生林の森だけに棲んでる小鳥たちの
素敵なさえずりの声を聴きながら歩けるチャンスでもあります。
ミルフォードサウンド観光バスツアーのカメラストップ;モンキークリーク; Monkey Creek
Hollyford 渓谷をバスが走り始めると切り立った岩壁が両側にしばらく続くので
観光バスの車窓からでもその景観は楽しめます。
もし大型観光バスでも安全に停車することができる
小川が流れるモンキークリークの安全地帯で停まってくれたら、
是非バスから降りて周りの山肌を見回し、見上げてみて下さい。
バスの車窓から眺めるより絶対にその壮大な渓谷の姿を楽しめるはずです。
進行方向右手前の山肌は標高2474mのマウント・クリスティーナ、
右手前方のいくつもの高い峰がのこぎり歯のように連なるマウント・クロスカット、
そして進行方向ほぼ正面、渓谷の奥に山頂が三角に尖がった山がマウント・タルボットで
標高は2105mはあるけど、ここもまたその距離感が薄れてそんな高い山とは見えないはずです。
小川の水は真水に近い流れなので、飲むことができます。
トライしてみて下さい。お勧めです。
この場所も後述のKeaが出没する場所で知られています。
ミルフォードサウンド観光バスツアーで停まるときもあるカメラストップ;ホーマートンネル; Homer Tunnel
ミルフォードサンドへ道のりで唯一のトンネルがホーマートンネルで
ミルフォードサウンドへの道の中では最も高い位置、標高945mに入口があり、
その入り口にはトンネル内の交通制御のための信号が設置されています。
トンネルの長さが1270mと長く、トンネル内は制限速度が30km/hに定められているので
一旦赤信号に引っかかると7分~8分ぐらい待つことになります。
その赤信号の際にほぼ360度周りを取り囲む岩壁を見上げたり、見回してみるのもいいでしょう。
雨の日にはこの周りの岩肌には無数の長い滝がかかって、
より一層壮大な自然景観が見られる場所になります。
ミルフォードサウンド観光バスツアーでのカメラストップで出てきてくれるかもしれないNZの野鳥で人気者のケア;The Kea
NZの野鳥で標高の高いところに生息する珍しいオウムがケア/Kea。
この鳥は知能指数が高いことが知られていて、興味心が強くて人や車が集まっているところに飛んできます。
車の屋根やボンネットに載って黒くて柔らかいワイパーや窓枠の部分をかじったりしているのがよく見られていたずら好きと見られることからNZの人はCheeky Kea と愛称をつけてます。
ホーマートンネルの信号待ちの場所やモンキークリークの安全停車場などによく姿を現します。
たくさんいるように見えるかもしれませんが、NZの保護鳥に指定されています。
その数はNZ国内約6000羽ほどです。
(この辺りで出没するKeaには一羽ずつ足元に認識票が付けられています。)
Kea自体が人に近づいてきたりしますが、人が食べるものは絶対に与えないようにしてください。
濃い緑色の羽ですが飛ぶとその羽の裏側がオレンジ色した
色鮮やかなオウムというのも気づくでしょう。
ミルフォードサウンドの遊覧クルーズ上でその目で見て、全身で体感してほしい絶景と見ることが期待できるNZ野生動物
ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;ミルフォードサウンドの象徴の山マイターピーク; Miter Peak
ミルフォードサウンドをイメージさせる山がマイターピーク Mitre Peak と誰もが認めるでしょう。
カソリックの司教がかぶる帽子の形に似ていることから名づけられた山で
海抜は1683mだけど海面からその山肌は海底まで300mほど続いているので
海底から直接隆起した山と見れば標高2000m級の山です。
ミルフォードサウンドのクルーズ船はこの山裾に沿うように外海(西へ)とまずは進んでいきます。
だから下記の写真のような尖がった頂の山の姿を写真に撮れるのはクルーズ船の出航時、もしくは
遊覧クルーズが終了して船着き場に降り立ったところでシャッターチャンスがあります。
多くの観光客はクルーズ船に乗ることだけに気が入っていたり、
船に乗船してもランチを取るのに忙しかったり、
クルーズ船が終了したらバスへ戻ることばかり気になっていたりして、
このミルフォードサウンドを象徴する山の記念写真を撮らないでミルフォードサウンドを立ち去ってます。
ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;雨の時、雨が降った後の水量莫大でいくつもの長い滝
ミルフォードサウンド観光は雨の日になることのほうが多いところです。
ミルフォードサウンドにその雨の日、特に大雨の日に行くと絶景度合いが倍増する長くて無数の滝が見れる場所です。
ミルフォードサウンドの入り江を取り囲む山肌には土砂がついていなくて、
コケが土台となっている樹木が切り立った山肌にへばりつくように成長しているだけです。
だから雨の水は染み込む土砂が無くて、水をとどめることのない苔の層を素通りして流れ落ちていきます。
だから雨の日にしかこの長い滝は現れない、雨が止めば消えてなくなる一時的な滝(Cascade)ばかりです。
晴れている日のミルフォードサウンド観光もいいのですが、
雨が降っている日にミルフォードサウンドに行くほうがより壮大な大自然を見ることができます。
雨の日にミルフォードサウンド観光が当たってしまっても、
遊覧クルーズでは船内にとどまらず、一度や2度ぐらいは甲板デッキや
通路に出てその滝のすごい景観を見てみて下さい。
ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;NZのオットセイがお昼寝している
ミルフォードサウンドの入り江の中で見れる野生動物の中で最も見れる可能性の高いのがオットセイです。
夜行性のオットセイが海際の大岩の上でお昼寝をしていて、遊覧クルーズ船もその大岩にスピードを緩めて大接近してくれます。
このオットセイ; New Zealand fur seal もNZの固有種で保護獣でもあります。
お昼寝をしていて動きが無くて、岩肌と同じような色合いだから
見つけにくいかもしれませんが、
船に乗っている人のほとんどがこの時は甲板デッキに出てスマホをかざしているので、
見つけられた人が周りにいればその人にどこにいるのか尋ねてみて下さい。
一回見つかるとその茶色のものがオットセイだと分かって
他のオットセイも近くにいることが分かるでしょう。
ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;スターリングの滝の麓へと遊覧船が突っ込んでいく
ミルフォードサウンド遊覧クルーズの最大のハイライトがこのスターリングの滝に船の舳先を近づけていくときでしょう。
周りの景観があまりに壮大過ぎて実感が沸かないはずですが、この滝の落差は151mはあって
この落差は35階建てのビルにも匹敵する高さです。
このスターリングの滝へとクルーズ船が突っ込んでいくときには是非展望デッキや甲板デッキに出てその水しぶきを浴びてみて下さい。
ちなみにこのクルーズ船が滝の麓にどんどん近づいて行けるのも
ミルフォードサウンドの入り江自体が氷河が削り通って行った後に出来上がったU字谷に
海の水が入り込んだものだから
海際の山肌は垂直に海底までまっすぐと落ち込んで浅瀬がないから
船底が当たることを心配する必要がないためです。
ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;氷河が削り取った岩壁を真上に見上げることが凄すぎる。
スターリングの滝を遊覧クルーズ船は引き続き左舷側の山肌近くを進んでくれるでしょう。
その時にその左側の山肌を見上げてみて下さい。
海面からほぼ垂直に切りあがった岩壁であって、よく見ると上のほうの岩壁が海側に突き出ているのも分かるかもしれません。
本当に真上を見上げることになるので首が痛くなるかもしれません。
この岩肌も氷河が削り通って行った後に出来上がった岩壁の典型的な形になります。
ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;ボーエンの滝も豪快な瀑布
ミルフォードサウンドの遊覧クルーズで晴れている日にでも見れる滝(3本の滝しかない)の中で最も落差のある滝がボーエンの滝; Bowen Falls です。落差は162m。
この滝を超えていくと遊覧クルーズは終わりになって、出向してきた船着き場へと戻ることになります。
この船着き場からは実はボーエンの滝の姿は見えないので、写真を撮るなら遊覧クルーズが終了する直前か、もしくは遊覧クルーズが始まった直後だけになります。
いつでも水量豊富に流れている滝ですが、雨の日やその直後はその水量が数倍に増えて大瀑布に変貌することでも知られてます。
ミルフォードサウンド遊覧クルーズのハイライト;ミルフォードサウンドの入り江に住み着いてるイルカが出てきてくれるかも
ミルフォードサウンドの遊覧クルーズで見られる野生の海洋動物で遭遇出来たらラッキーと言えるのがイルカです。
ミルフォードサウンドの入り江の中には60頭ほどのイルカ; Bottlenose Dolphins が住んでます。
私の体験から言うとミルフォードサウンドの入り江の海面が穏やかな午前中や
子供が生まれた直後などには海面を群れで遊泳しているのに出くわします。
NZではこの野生のイルカにこちらから接近していくことは禁じられていますが、
イルカがクルーズ船が進んでいく後に作られる引き波に乗って遊ぶために
イルカの群れみんなが船に近づいてきます。
このことはクルーズ船の船長も分かっているので、各クルーズ船同士無線を使って
どのあたりでイルカの群れが現れて、どっちの方向に向かっているかなどを知らせあってます。
そして船長はイルカの群れがその船に向かってきてくれるように
少し航路を変更したり、スピードの増減を調整してくれたりします。
こんな時は船内英語ガイドが必ず教えてくれるので、
英語アナウンスだけど”Dolpine”がどうのこうのと船内スピ-カーから聞き取れるようなら
すぐさま船外のデッキに出てみましょう。