ロブロイ氷河日帰りトレッキングをレンタカー利用で楽しむための必要情報

ロブロイ氷河 ワナカ観光とトレッキング
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ワナカ、またはクイーンズタウンからレンタカーなら日帰りで行くことができて、往復3~4時間の中に牧場と原生林の森の中を歩き、大氷河を見上げられるロブロイ氷河トラックへのトレッキング計画に必要な情報をイメージとトレイルマップ、動画を交えて紹介します。

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ロブロイ氷河トラック/Rob Roy Track 日帰りトレッキングの歩き方

ロブロイ氷河トラックとは、

牧場の中を歩いて抜けて、原生林の森の中を登って行き、
絶壁の上に垂れ下がるような壮大なロブロイ氷河を
間近に見上げる
ことができる氷河谷の奥までの
道のりを往復する。

  • ラズベリーフラット駐車場から
    ロブロイ氷河上部ルックアウトまで
    往復約10km 3~4時間
  • ラズベリーフラット駐車場の標高
    375m
  • ロブロイ氷河上部ルックアウトの標高
    765m =標高差約400mほど
  • レベル=適度に運動のできる人向け
  • お勧めのトレッキング時期
    その日、もしくは前日に雨の降っていない日の
    12月~3月

DOCのロブロイ氷河トラックの解説サイトページはこちら(英語)

このロブロイ氷河トラックは駐車場からまずは牧場の中を歩いて、
原生林生い茂るマウントアスパイアリング国立公園の中に入って行き、
標高差およそ400mほどを1時間半ほどかけて登って行く道のりになり、
様々な景観、そして様々なNZの自然を楽しみながら歩ける道のりです。

日頃山歩き、トレッキングを楽しんでいる人には
ワナカから日帰りで行けるトレッキングルートでは
ロイズピークより断然楽しく歩けるお勧めのトラックです。

ロブロイ氷河トラックにレンタカー利用日帰りトレッキングに行く前に必ず知っておきたい現地事情

レンタカーでロブロイ氷河トラックの出入り口であるラズベリーフラット駐車場までワナカ、クイーンズタウンからの道のり

ワナカの町から
ラズベリーフラット駐車場まで
54Km、その大半が未舗装道路になるので約1時間はかかる。

クイーンズタウンから
クラウン・レンジの峠越えの道を通って
ラズベリーフラット駐車場まで約2時間半

ロブロイ氷河を見据えながら牧場の中の未舗装道路を走っていく。

ワナカからこのロブロイ氷河トラックの出発点である
ラズベリークリーク駐車場まで54kmほどの道のりがあり、
途中から30kmほどは牧場の中の道のりになります。

たくさんのヒツジや牛、そして鹿の牧場の中の未舗装の道を
レンタカーで走って行くことになるのですが、
真っすぐとした道路の奥には晴れていればロブロイ氷河の山肌を
正面に見ながら走っていく
ことが出来ます。

これこそNZらしいシーニックルートと言える道のりになるでしょう。

ロブロイトラックへの牧場の中の道
ロブロイトラックへの
牧場の中の道
牧場の中の道は途中から柵が無くなる道になる。

ロブロイ氷河トラックの出発点であるラズベリーフラット駐車場
までの30Kmほど続く道路は未舗装の牧場の中の道のりになります。

この牧場の中の道を車で通過するときには
たびたび柵の外である道路側に羊や牛の群れに遭遇します。

NZ周遊旅行中に柵で囲まれた牧場の中の羊や牛の姿は、
国道をバスやレンタカーなどで走っていてもいたるところで
見られる風景ですが、なかなか牧場の中の道を走る機会はないはずです。

ここのロブロイ氷河トラックでは
そのラズベリーフラット駐車場までは羊や牛の群れの中を突っ切って
車で走ることになり、
一旦歩き始めても羊や牛の姿を間近に写真に収めることも可能なところ
です。

さながらサファリパーク感覚の中を車で、
または歩いて行けるトレッキングコースです。

ロブロイトラックへの牧場の中の道
ロブロイトラックへの
牧場の中の道

小川を渡ることが10回以上出てくる。増水時には車でも渡れなくなる。

ラズベリーフラット駐車場までの牧場の中の道のり30kmほどは未舗装の道です。

夏の間は乾燥した滑りやすい道になります。
カーブの手前では十分原則が必要です。
また、巻き起こる土煙が凄くて、先行車に近づきすぎると
前方から中央寄りに走ってやって来る車が
分からないことがあります。

そして最後の10kmの道のりは9回以上小川(Ford)を車で横切る必要がある道でもあります。

大雨の後などはこの小川が増水して車でも渡れない可能性も多々出てきます。

ロブロイトラックへの道は途中小川Fordを越えて行かなければならない
ロブロイトラックへの道は
途中小川Fordを越えて
行かなければならない

ラズベリークリーク駐車場からロブロイ氷河ルックアウトまでの道のり

ラズベリーフラット駐車場 Raspberry Flat Car Park

  • 簡易トイレあり(4つ)
    (トイレットペーパーは無いと思っていたほうがいい)
  • ロブロイトラックだけではなく他の山小屋へと
    向かう人向けの駐車場になっている。
    =駐車スペースはたくさんある。
    =数日間ここに駐車している車が多い。
    車上荒らしがある。
    (必ず施錠、
    外から貴重品などが見えることの無いようにしておくべきです。)
  • 水道水は飲料可能
  • WIFIは通じない

ラズベリークリーク駐車場
ラズベリークリーク駐車場

出発からマトゥキトゥキリバーに架かる吊り橋まで

ラズベリーフラット駐車場から歩き始めて1kmほど、30分ぐらいは牧場の中の道を歩きます。

牧場の柵の中に入って歩いていくので羊や牛との大接近もあり得ます。

但しその家畜を追いかけたり、写真を撮るために迫って行くことはしないように。

その牧場の中の道しるべは
オレンジ色の三角のマーカー
が釘打ちされている杭になります。

ロブロイトラックの牧場の中のトラックとその道標
ロブロイトラックの
牧場の中のトラックとその道標

原生林の森に入って行くまでの牧場の中の道のりは
わずかながらの坂道で
とてもきれいなマトゥキトゥキリバー;Matukituki Riverに沿ってその上流へと歩いて行けます。

氷河からの水の流れなのでミルキーブルーの流れです。

トラック脇に流れるマトゥキトゥキリバー
トラック脇に流れる
マトゥキトゥキリバー

牧場の中の道を20分ほど進んでいくとマトゥキトゥキリバーに架かる吊り橋が現れ、
この吊り橋を渡って本格的に原生林の森の中、
マウントアスパイアリング国立公園の中に入って行きます。

ここの標識にはロブロイ氷河を見晴らす下の(Lower)ルックアウトまで1時間
上の(Upper)ルックアウトまで1時間半と記されています。
これが一般的な歩行時間になるでしょう。私もその時間通りにこの日も歩いてきました。

マトゥキトゥキリバーを渡る吊り橋
マトゥキトゥキリバーを
渡る吊り橋

吊り橋を渡ってからLower ルックアウトまで

吊り橋を渡った後の道のりは、
Upper ルックアウトまでは主に背の高い原生林であるNZブナの木が
生い茂る森の中の日陰の道のり
になります。

その道幅はほとんど2人が並んで歩ける幅のあるトラックが大半ですが、
時には一人が通り抜けられるほどの道幅の区間も出てきます。

その道幅の狭い区間が特に地面から大きな石が飛び出している道
よく出てきます。

だから靴はくるぶしが隠れるぐらいのハイカットのトレッキングシューズか
登山靴がお勧め
です。

吊り橋を渡った後に出てくる見晴らしスポット
吊り橋を渡った後に出てくる
見晴らしスポット

吊り橋を渡って最初の見晴らし台を過ぎると
10分ぐらいは原生林の森の中の急斜面を登ることになります。

この急斜面の細い岩場の坂道を上って行く途中で
木立の隙間から前方の見上げる角度にロブロイ氷河の姿が歩き始めて
初めて見上げることが出来る
でしょう。

急で細い登り道途中で初めてロブロイ氷河が正面上に現れる。
急で細い登り道途中で
初めてロブロイ氷河が正面上に現れる。

この10分ぐらい頑張ればその後は緩やかな坂道になります。

ブナの木の原生林の森の中の道のりは
途中緩やかな傾斜のところもあり、時にはきつい登りの部分もありますが
きつい登りや階段状になっている部分は
長くは続かない
森の中のトラックが基本になります。

原生林の森の中の緩やかな坂道のトラック
原生林の森の中の
緩やかな坂道のトラック

このトラックは毎年のように大きな木が倒れたり、土砂崩れがあったり、
増水して川沿いのトラックが切り崩されています。

その度ごとにトラック整備が頻繁に行われています。

また、その先の区間が細くて崖っぷちになっていたり、落石がありそうな区間であったりすると
Danger“という注意標識も掲げてくれています。

その土砂崩れの影響で新たに階段として登って行くトラックの区間が出てきます。
結構急な階段ですが、これも長くは続きません。

急な階段のトラックの区間
急な階段のトラックの区間

吊り橋を渡ってから本当に1時間ほどでLowerルックアウトにたどり着けるでしょう。

ルックアウトといっても森の中からロブロイ氷河の姿を覗き見るようなところですが、
ベンチが設置されているので誰もがここで一息入れる休憩場所になります。

ロブロイトラックのLowerルックアウト
ロブロイトラックのLowerルックアウト

Lowerルックアウトから Upper ルックアウトまで

Lower ルックアウトから15分ほど原生林の森の中を登って行くと
森が途切れて洪水の後の大岩の河原に出ていきます。

ここからもロブロイ氷河を見上げれる場所になるけど、
ここから一旦トラックは下に降りる方角になります。

大岩の河原を越えた森の木立には
大きなオレンジの三角の標識が釘打ちされていて
その方向がトラックの方向
になります。

多くの人がトラックは常に上りの方向と思いがちで
ここの場所で進んでいくトラックを前の森の中の上方向に探しています。

大岩の河原を越えて大きなオレンジ色標識に目掛けて降りていく。
大岩の河原を越えて
大きなオレンジ色標識に目掛けて降りていく。

大岩の河原の区間を降りて再び原生林の森の中の道に入ると
すぐにロブロイ氷河から流れ来るミルキーブルーの色合いの川沿いの道になります。

ところどころ増水の影響でトラックが削り取られて細い区間もありますが、
この河原に降りていくことが出来る場所が出てきます。

川の水量が安心できるようなら
その河原に出てランチを取るにも良いところになるでしょう。

ロブロイ氷河からの川に沿うトラック
ロブロイ氷河からの川に沿うトラック

ロブロイ氷河からの川の流れから再び上り坂になって、

その河原から少し登ったところに簡易トイレが一つ設置されています。

この後のUpper ルックアウトの場所にはトイレはありません。

ロブロイトラック上部にある簡易トイレ
ロブロイトラック上部にある簡易トイレ

ロブロイ氷河からの川の流れの河原から
10分ほど登って行くと森を抜けます。

そしてこのトラックの終着点となるUpperルックアウトに到着です。

ここに来ると森から離れた谷底になるので、
180度遮るものなく絶壁の上に垂れ下がるようなロブロイ氷河を見上げることができます。

ロブロイトラック、Upperルックアウト
ロブロイトラック、Upperルックアウト

このUpper ルックアウトにはベンチなどは無いのですが、

多くの人は気ままにトラック沿いの岩の上などでランチを取っています。

また、前方の切り立った岩壁の麓に流れ落ちてくる滝の麓になる河原までも
降りていけますが、
私はロブロイ氷河を見上げる角度が少し緩くなるこのUpper ルックアウトから
少し登ったところで絶景を眺めながらランチを取ることにしています。

日影は無いので快晴の日は日焼けに十分ご注意ください。

ロブロイ氷河を見上げながらランチタイム
ロブロイ氷河を見上げながらランチタイム

ロブロイ氷河トラックにレンタカーで行きラズベリークリーク駐車所から歩き始めてUpper ルックアウトで絶景を眺めるまでの行程のイメージが沸く動画

ラズベリークリーク駐車場からロブロイ氷河トラックのUpper ルックアウトまでのトレイルマップ(GPSデータをダウンロード可能)

Wikiloc で共有しているロブロイ氷河トラックのトレイルマップ

ロブロイ氷河トラックのダウンロード可能トレイルマップ
ロブロイ氷河トラックの
ダウンロード可能トレイルマップ

ロブロイ氷河トラックのラズベリークリーク駐車場からUpper ルックアウトまでの距離と高低差表グラフ

ロブロイ氷河トラックの高低差表。
ラズベリークリーク駐車場が370mほどの標高。
上部のルックアウトの標高が760mほどになります。

ロブロイ氷河トラックのラズベリークリーク駐車場からUpper ルックアウトまでの距離と高低差表グラフ
ロブロイ氷河トラックの
ラズベリークリーク駐車場から
Upper ルックアウトまでの
距離と高低差表グラフ

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