マウントクックの初心者向けハイキングコースで知られるケアポイントウォークをNZの冬の8月に歩けるかどうか?積雪や凍結の影響があるのかどうか?実際8月13日に歩いてきたときのイメージやレポートを参考にマウントクックへの旅行計画を立ててみて下さい。
マウントクックのケアポイントを8月13日の午後に歩いてきた
ケアポイントへのハイキングコース上には少し凍結した残雪が残っていたけど歩いて行けた。
マウントクックの冬は例年ならば7月から8月上旬ぐらいまでは麓にも雪が積もっていたり、
朝方の冷え込みで日が差し込まないトラック上は凍り付いていたりして
ハイキングをするには滑って転んだりする可能性が高いのであまりお勧めではないのですが、
8月中旬ぐらいからは晴れている日は日中の気温も上がって、太陽が照り付ける時間も増えて
トレッキングコース上も凍結箇所が少なくなって歩きやすくなります。
だから、冬の8月中旬ぐらいなら
人気のフッカーバレートラックやケアポイントトラックは楽しんで歩いて行けるようになります。
ケアポイントへのハイキングの出発地点は
レンタカーがあるならマウントクックのキャンプ場の駐車場から。
この駐車場からケアポイントまでは片道30分ほどで歩いて行けます。
ハーミテージポテルに泊っている場合でも
ホテル脇からケアポイントヘ歩いて行けて、往復2時間ほどで歩けるお気軽ハイキングコースになります。
8月13日にはキャンプ場の駐車場には残雪などは見られませんでした。
8月13日にケアポイントへ歩き始めたのは午後の14:30ぐらいから。
この時点での気温は7度、風も無かったので体感温度も7度ぐらいで、厚手のジャケットはいらない気温でした。
けれどこの日の朝はマイナス4度まで下がったので、
さすがに午前中の太陽が差し込まないトラック上を歩く場合はダウンジャケットなどが必要だったと思います。
キャンプ場の駐車場からケアポイントへ向けて歩いていくと、
途中の日陰の部分や午前中まで日陰の坂道の部分にはさすがに残雪が氷固まったのが残っていました。
この凍り付いた残雪の上に載るとさすがにツルツル滑るのでトラック脇などに避けながら歩いていきます。
24年の8月13日の午後には
ケアポイントまでのトラックは大部分が残雪などが無い乾いた砂利道を歩いて行けました。
この午後の1時ぐらいなら太陽が左前方の山肌に隠れて、ちょうど正面にマウントクックの雄姿が見晴らせます。
午前10時ぐらいからこのケアポイントも太陽が当たり始めるのですが、
午前中はマウントクックの方向がちょうど逆光になってしまいます。
8月の冬はケアポイントからすっかり雪化粧したマウントクックと凍り付いたミューラー氷河湖を見晴らせる
ケアポイントの標高840mぐらい。
夏にはこのケアポイントにもたくさんの観光ハイカーが訪れるのですが、
私が訪れた時には展望台には3人1組のハイカーがいるだけ、
上って来る時に降りてくる人とすれ違ったのも2組だけでした。
だから、私がケアポイントにとどまっている間は
基本的にマウントクックとマウントセフトンの氷壁、そしてミューーラー氷河湖を独り占めして眺めることができました。
この時期でも多くの観光ハイカーはフッカーバレーへと向かっているようでした。
ケアポイントからは正面にマウントクックの雄姿が見れるのですが、
見下ろすとミューラー氷河の末端部分の湖があります。
今年はさすがに凍り付いていませんでしたが、さすがにうっすらとは氷が張っていることが分かります。
けれどこの冬の時期の氷河湖の水の色が鮮やかなミルキーブルーになっているので、
夏場に見られる茶色の土砂が混じった色合いよりは断然きれいです。