マウントクックのセバストポル山に登る

マウントセバストポルからのパノラママウントクックトレッキング
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マウントクックにはお気軽に素敵な景観を眺めながら歩けるウォーキングトラックから、少し頑張って急な斜面を登らなければならないトレッキングルートまでありますが、どれも観光客でも半日ほどで歩けるようによく整備されたトラックです。

それ以外というのはマウントクックに登ることみたいに一般の人にはかなり難しいようなルートになってきます。

これらは一般的なマウントクック周辺のトレッキングルートマップやパンフレットなどには公表されていないところになります。

それらのルートには専門のガイドと一緒に歩くようなことにもなりますが、マウント・セバストポルに登るルートもそれにあたるかもしれません。

ズーット以前には日本からのトレッキング専門ツアーもここを登るようなこともあったのですが、今ではマウントクック村で働く人ぐらいがお休みの時に登るルートになっているようです。

そのセバストポルへ登ってきました。

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マウントクックの非観光トレッキングルートで マウント・セバストポル標高1470mに登ってみた

このブログと写真を見て登ってみようと思われる人がいるかもしれませんが、一応このルートはDOCではここを訪れる際は出発と帰着の届出が必要としています。

また道標は無いルートなのでルートを探し出すことができる技量がある人だけにお勧めできるルートとなります。

マウント・セバストポル(Mt.Sebastopol)は実際標高1470mほどの山で、マウントクック村から片道3kmほどを標高差720mほど登るマウントクック村から一番近くて、短時間で、そして特別装備なしでも登れる山になるでしょう。

始めて登るとしたらルートを見つけながら上り下りすることになるので4時間ぐらいの往復になるでしょう。

この4時間あればフッカーバレーを往復できます。

またここの素晴らしい景観を求める人、または是非高いところへと登りたい人にはセアリーターンやその先のミュラーハットまで行くことを断然お勧めします。

そちらの方がよく整備されて、トラックも分かりやすい、そして面白い道のりです。

マウントクックパブリックシャルター

(マウント・セバストポルはマウントクック村にあるパブリックシェルターからレッドターントラックに向け歩きはじめます。この避難小屋の裏側に見られる山がセバストポルでその頂上を目指すことになります。)

マウントクックレッドターン

(セバストポルへの道のりは始めレッドターントラックと同じになり、麓から40-50分ぐらいかけて階段状のトラックを登って行きます。この日登り始めのころはマウントクックにも雲がかかっていました。)

マウントセバストポルルート1

(レッドターンまで登ってきたらその周回コースになっている遊歩道の一番奥のところからセバストポルへと登って行くことになります。見上げる山肌で一番低いところを目指してまずは登って行きます。)

マウントセバストポルルート2

(レッドターンのループトラックから外れるとオレンジ色のポールやマーカーなどの道標はありません。低木や高原植物が生い茂るブッシュの中にも人が歩いて出来上がったルートが見つかるでしょう。大きな岩が鞍部に見上げるとあり、それを目指してまずは上ることになります。)

マウントセバストポルルート3

(大岩まで約20分ぐらいかけて登るとそこからは右側の岩肌を登って行きます。レッドターンから見上げても分かるようにこの大岩までも傾斜がありますが、ここからはかなりきつい山肌になります。)

マウントセバストポルルート4

(大岩からの登りはきつい傾斜ですが、ルートはそれを楽に登れるように出来上がっています。そのルートは岩や土砂が崩れていたり、岩やブッシュの中に隠れていたりするのですぐに見失いやすいのですが、楽な道のりはどちらだ?と考えて楽な方を選択するとルートが見つかると思っていいでしょう。岩壁をよじ登るようなところも出てくるかもしれませんが、それを避けて斜めに遠回りするような方向にルートが見つかるでしょう。所々には崩れかけのケルンも見つけられると思います。)

マウントセバストポルルート5

(山頂近くになるとさすがにがれ場や岩肌だけのルートになります。その頂上付近ではこのルートの最大の難所になりそうな谷間を横切るところもあります。左側はがれ場の急斜面です。足元をしっかり確認しながらゆっくりいけば大丈夫でしょう。また岩肌のルートは登りでは何となく分かると思いますが、下りの方がそれを見つけるのが難しくなります。登りの際に目標物を定めておくことをお勧めします。)

マウントセバストポルルート6

(頂上が近づいてきたことが分かると、それまで見られなかった峰の裏側の風景が広がって見られるようになります。遠くにプカキ湖が見られます。)

マウントセバストポルルート7

(セバストポルからマウントクック方面を見晴らした景観。眼下にマウントクックの村やレッドターンの周回コースも分かるでしょう。そのレッドターンから見られる同じ景観だと言われればそうかもしれませんがさすがにここまで登ってきた価値のある風景が見つかるはずです。)

マウントセバストポルからのパノラマ

(マウント・セバストポルからのパノラマ写真。360度の景観が楽しめるのですが、その半分のパノラマ風景です。タスマンバレーからプカキ湖まで見晴らせます。)