マウントクックの人気トレッキングルートの中で最もハードだけどその達成感が期待できるのはセアリーターンへのトラックになるでしょう。天気のいい日には是非チャレンジしてみて下さい。元気な人には午前中はセアリーターン、午後からフッカーバレートラックを歩いてみることも可能です。
マウントクックの半日トレッキングルートのセアリーターン・トラックをイメージと動画でレポート
マウントクック・セアリーターンへの12月16日快晴トレッキング
セアリーターントラックの出発点をキャンプ場からにすると往復で3時間半との表示です。
ここを起点にフッカーバレートラックへも往復することができます。
また、ハーミテージホテルを出発点にするとセアリーターンまでの往復は6~8時間が標準となってます。
セアリーターンは山の中腹にある氷河が削り残したくぼみの水たまり。
そこまでの麓からの標高差は600m、その大部分がこの見上げるような急な階段になります。
急な階段を登って行きながらもこの日はトラック脇に素敵な花が見られ、たくさんたくさん一息入れるときにも少し視線を逸らせば周りは絶景を見晴らしながら登っていけます。
12月16日にはマウンテンデイジーの白い花がたくさん見られ、標高を上げていくにつれ、ヘーベー/Hebeやエバーラスティングデイジー、NZブルーベルもきれいに満開で咲いているのが見られ、そして草陰に隠れるように咲いているホワイトフィンガー・オーキッドのランの花も見つけることが出来ました。
そんなのを見ながら登って行くといつの間にかセアリーターンに到着できます。
セアリーターンにたどり着くと急な階段は無くなります。
そしてセアリーターンから更に急な山道を登って行くとミューラーハットへと行くことができます。
この日はそのミューラーハットへと泊まる人たちも、また一泊後降りてくる人たちと出会う時間に重なりました。
ミューラーハットでの一泊はとてもお勧めです。
また時間があれば日帰りでもキャンプ場から歩いて往復できます。(6~10時間)
セアリーターンからの景観はこんな快晴の日にはNZの中でも最も見ごたえのある絶景の一か所になるでしょう。
急な階段を上ってきた疲れが一気に吹き飛びます。
多くの人が休憩を取るテーブル椅子があるところから更に奥へと行くとテーブル椅子からは見れないミューラー氷河湖も眼下に見下ろすことができます。
セアリーターンからの麓への下りも急な階段を下りて行きます。
かなり急な部分もあり、また幅が狭い階段もあるので足元をしっかり確認しながら降りてきて下さい。
セアリーターン・トラックの終着地点から快晴の日に見晴らせる絶景を動画で紹介
セアリーターンからの絶景ビデオ、18年12月16日PM12:05快晴に恵まれた日に撮影。