マウントクックのグレイシャーエクスプローラー現地ツアーは大人気

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マウントクックに滞在してやることの中でお金をかけずに行うことが出来ることはやはり周辺のハイキングがもっとも人気があるのですが、お金をかけてするアクティビティーもいくつかあり、その中で海外からの観光客にもっとも人気が高いのがグレイシャー・エクスプローラーです。

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マウントクックのグレイシャーエクスプローラー Glacier Explorer に参加する前に知っておくべき事実

タスマン氷河が降りついたところに出来上がった湖の上をボートに乗って、その氷河へ接近するボートツアーが世界中からの口コミが集まるトリップアドバイザーではマウントクックで行われる最も人気の高いアクティビテイーになっています。以前は日本からの観光ツアーにも組み込まれていた時もあるのですが、ここ数年はこのグレイシャーエクスプローラー自体の存在さえガイドブックや観光ツアーのパンフレットにさえ取り上げられなくなっています。けれどこのマウントクックに訪れてハイキングには興味ない人、またマウントクック滞在時間が余り無いけど何か特別なアクティビテイーをやってみたという人には特にお勧めのものです。

お金があって天気も良い日に恵まれたら氷河の上に着陸するヘリコプターやセスナ機の遊覧飛行というのもお勧めですが、余り天気に左右されず、料金もNZ$145とその体験、他では出来ないことを考えると損には思われない価格になると思います。興味のある人はそのプロモーションビデオマウントクック・グレイシャーエクスプローラーを見れば面白そうな内容であるのがよく分かると思います。

けれどこのツアーに参加した人たちの感想を聞いてみるとやはり悪いところもあるようです。プロモーションビデオを見て参加したけど、ちょっと思っていたものと違うかったという口コミもあります。ここであえてそれを少し紹介します。

まずプロモーションビデオや写真などに見られるような氷河に直接手で触れられるところまで接近することは無い日があるということです。特に氷河湖の上に本体から崩れ落ちてきた氷山が湖の上に漂っていない場合はボートも湖の中央辺りで折り返して帰ってくることもあるようです。タスマン氷河本体が湖上に姿を表している湖の一番奥まではよほどのことが無い限りは寄っていくことは無いはずです。せめて近づいても本体から600mぐらいまでになるようです。これはその切り立った湖上の氷の壁がいつ何時崩れてくるか分からない為でもあると思うし、湖面の下には数百倍の大きさの氷の塊があるため座礁などの危険性も考えられるからでしょう。

また意外とこの湖上でのボートの時間が短いと感じる人がいます。これは私も天気が良い日などはもう少し長く湖上にいることが出来れば良いのにと思うことがあります。湖上でのボート乗船時間は一回のツアーの中でおよそ一時間弱ほどになるのですが、縦横2km四方の湖の端っこからボートが出発した後氷山などに近づいていくまでの移動時間が結構長く感じられます。

そしてツアー全体の2時間半の中で氷河湖までの行き帰りに要する時間がなんだか無駄に長い気がする人もいます。特にハーミテージホテルからバスで出発後タスマン氷河湖近くの駐車場に到着してからボート乗り場まで歩くその距離が20分~25分ぐらい行き帰りに必要というところが長いと感じる人がいるようです。ここの場面をちょっとしたマウントクック麓のハイキングと思っていればそのトラックに見られる草花や地表の様子なども氷河が削り通った跡の特別な場所を歩くという思いもわいてくると思いますが、日陰も無い、殺風景な砂利道を延々と言う感じで歩くのは多くの人にはつまらないものに、また日頃歩くことの無い人には苦痛にまで感じられるようです。特に小さい子供連れの家族には子供たちが途中で飽きてしまうような道のりです。

以上のような3点の悪評を覚悟にしてもらっていたらこのマウントクックで行われているグレイシャー・エクスプローラーはNZ旅行の中でも忘れられない貴重な体験をしてもらえるアクティビティーになるでしょう。

(マウントクックのグレイチャーエクスプローラーに参加すると行き帰りともに片道20分ほどのハイキングが含まれます。)

(11月26日のタスマン氷河末端の湖には氷山などがほとんど無くて、グレイシャーエクスプローラーのボートもこの氷河湖を端から端まで往復するだけになり、氷河のかけらに手で触れたり、口にふくんだりすることも無く終わりました。)

(グレイシャー・エクスプローラーで使用されるボートは15-6人乗りの大型ボートですが、屋根は無く水しぶきも時には外からかかるときがあります。濡れてもいい防寒具をご用意してください。)