マウントクックも11月に入ると春の花が咲きはじめトレッキングルート脇にはNZの原生種の白い花が見られるようになります。11月23日にフッカーバレートラックを歩いた際に見られたNZの花を歩き始めてからフッカー氷河湖までに見られた順番に7種類紹介します。
18年11月23日にフッカーバレー氷河湖まで歩いていく道のりに見られたマウントクックリリーとNZの高原の花
マウントクックを含めたNZ南島は11月19日、20日に春の嵐に襲われ大雪となり気温も6度ぐらいまでしか上がらない日となり、11月上旬ぐらいからフッカーバレーで咲き始めていた花もかなり散ってしまったりしたのが多かったようですが、11月23日には曇りがちだけどマウントクックの頂上には雲がかかっていない時間帯に(午後からは25日現在までズーット雨の降る日になってます。)歩くことができました。
マウンテン・スノーベリー/Snowberry
フッカーバレートラックを11月、12月ぐらいに歩くと一番目につく白い花はこのスノベリーでしょう。
歩き始めのキャンプ場から2番目に渡る吊り橋辺りまでは歩道脇にこの低木の釣鐘状の白い花がたくさん見られます。
ゴールデン・スパニアード/Golden Spaniard
これは言われなかったら花には思われない変わった形のセリの種類のNZ原生種の高原植物の花です。
特にキャンプ場からミューラー氷河湖見晴らし台までの道のりにたくさん見られます。
1月ぐらいまではフッカーバレー道中に見られます。
花の背丈が葉っぱより高くなり1mほどあるので目立ちます。
NZバイオレット/NZ Violet
NZのスミレ。花は1cmほどの小さな花で低木の下などに隠れるように咲いています。
かがんで地面に向かって咲いている花を覗いてみると花びらに紫色の筋が数本入っているところからスミレの花というのが実感できるでしょう。
エバーラスティング・デイジー/Everlasting Daisy
花を開花させている時期が長いことからその名前が付けられているこのデイジーはよくまとまって咲いているので小さい花ですが、これも目立つでしょう。
この日は2番目の吊り橋を渡ったあたりからたくさん見られましたが、1月2月ぐらいまでこの花は見られるでしょう。
マウントクック・リリー/MountCook Lily
2番目の吊り橋を渡ってフッカーリバーの流れが見え始める辺りからマウントクックリリーが見られるようになりました。
かなり寒波や風の影響ですでに花を散らしたのが多いような感じでしたが、まだつぼみをつけ始めたものもあったので12月中旬ぐらいまでこの花をトラック脇に見ることができるでしょう。
11月23日フッカーバレートラック
マウントクックフッカーバレートラックはこの日も大盛況。
多くの海外からの観光客が歩いていました。
特に11月19日からの今週はこの23日の午前中ぐらいしか晴れ間が覗いた日が無かったのでこの日にマウントクックの雄姿を見ながらお花見ハイキングを楽しめたのはラッキーでした。
NZブルーベル/NZ Bluebell
フッカーバレートラックの第2の吊り橋を渡り、さらに進んでボードウォークの歩ききったあたりからこの紫色の小さな花を咲かせたブルーベルを見つけました。
この日見つけたブルーベルはかなり紫色の花びらを付けた花が見られましたが、エバーラスティング・デイジーと同じくこのヒナギキョウはクリーム色の花びらになるけどフッカーバレートラック上のどこでも、この後2月ぐらいまでは見つけられる花になります。
マウントクックリリー/MountCook Lily
フッカーバレートラックの3番目の吊り橋を渡ったあたりからフッカー氷河湖まで道端がマウントクックリリーがたくさん咲き乱れているところです。
多くのトレッカーはその終着点へとひたむきに歩いていてこんな花などには興味を示さず通り過ぎていきますが、やっぱり風に飛ばされずに花びらをまだしっかり付けて全開のマウントクックリリーはきれいな花だと思います。
マウンテン・デイジー/Mountain Daisy
11月23日には3番目の吊り橋を渡ったところのマウントクックリリーがたくさん咲いている中に、このマウンテンデイジーを2輪花を咲かせているのを見つけました。
けれどこれからこのマウンテンデイジーは開花時期になってマウントクックリリーが咲き終わった後のフッカーバレートラックで見られる大きな白い花の代表になって行き、1月ぐらいまで咲いているのが見つかるでしょう。
フッカー氷河湖11月23日
フッカーバレートラックの終着地点であるフッカー氷河湖はこの週始めから続いた大雨、大雪の影響でかなり濁った湖面となっていました。
マウントクックに泊まられる人は是非このフッカー氷河湖まで歩いてみて下さい。
キャンプ場からなら往復で3~4時間ぐらいで歩けます。