日本の人にも必ず効果ありニュージーランドのテレビCM新旧トップ10

nzの新旧テレビCMトップ10ニュージーランド個人旅行

ニュージーランドのTVコマーシャルも日本人にも見てほしいCMが毎年のようにいくつか制作、そしてオンエアーされています。そのテレビCMでNZでも話題になった歴代の面白いCMを5つ、オールブラックス関連を2つ、そして公共機関のCMを3つ取り上げて紹介します。

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NZのテレビコマーシャルは時間が長い、ストーリーがあってその商品自体の解説、紹介が主流

ニュージーランドのテレビで流されているCMは日本で見られるものとはかなり違うように思えます。

以前CM撮りのためにNZを訪れた日本企業の企画担当者が、”NZのCMは(時間的に)長いものが作れるのが羨ましい”とこぼしていたのを覚えています。

その通り、NZのCMは1分以上続くのもあったりして、20秒以上のCMが一般的だと思います。
だからその内容はイメージアップのためだけではなくて、商品や広告対象そのものの値段や効果、内容の宣伝が主になっています。
この国にはおそらくコピーライターという職業の人はいないと思います。

そして、低予算で作られているのが見え見えです。
有名なタレントや人気俳優が出てくることなどめったになく、
その会社の社長が自ら説明しているCMが多く、その商品の会社の従業員や一般人が出てくるCMもたくさんあります。
最新視覚効果を使ったアニメなどはありえず、シンプルなアニメーションやイラストがよく使われています。

また、そのCMが話題になるとそのCM自体、もしくはCMの中の一部分が
何年もの長期間にわたって流され続けるというのも一般的だし、
その広告のCMソングやキャッチコピーというのが全然変わらないのも一般的だと思います。

そんなNZで作られてるTVコマーシャルですが、その中でも
日本人にも見てほしい面白いCM、
日本の人にとってNZのイメージにもなっているオールブラックスが出てくるCM、
そして日本では過激すぎてありえないけど、強烈な印象を残す公共機関のCMを、
1997年以降歴代のCMの中から私個人が気に入っている、記憶に残っているCMを10本ピックアップしてみました。

大阪の人にも喜んでもらえそうな面白TVコマーシャル

大阪出身の私にも、これは笑いのツボが押さえられてる、と思わせる最近のCMを2つ紹介。

The Tooth Fairy – Health Promotion Agency & Ministry of Health

NZの厚生省的な機関の歯ブラシの大切さを宣伝しています。

このCMのお題は”The Tooth Fairy” という歯の妖精です。
このコント的なCMだけでも楽しめると思うのですが、
欧米のことわざには、
=抜けた乳歯を枕の下に隠しておくと寝ている間にコインに交換してくれる”歯の妖精”がいる=
と思われています。
その歯の妖精の大人の永久歯向けに表れているのがこの女性になります。

Generation Voice is here

このCMの内容は、グーグルの音声検索が一般的になった今の世界中の親子にも影響していると思わせる内容です。

このCMを見て毎回笑えるツボは最後のシーンになりますが、
内容をより一層楽しむのにヒントとなる英語ですが、
一番最初の男の子の質問の中で”pee”とは”おしっこ”、
3番目の女の子の質問では”storks”というのは”コウノトリ”というのを覚えていて見てみてください。

そして最後のシーンで
不信な視線を感じ取って振り向くお母さん自体も面白いのですが、
その子供が聞く文句、”We need to talk
この文句はふつう子供が使う言葉では決してありません
どちらかというと大人が、しかも別れ話や結構シリアスな問題が両者に起こった時に
”話し合いで解決しましょう”といった意味合いで使われる慣用句です。

昔のCMも印象に残っている面白いCMがあります。

Toyota Hilux – Bugger (1999, New Zealand)

13年前にNZで作成されたトヨタのHiluxのCMです。
今でも歴代NZの面白CMには必ずと言っていいぐらいあげられる人気CMですが、
実はこのCMで使われる言葉、”bugger“というのが公序良俗に反するスラングだというコンプレインが数多く寄せられたため放送禁止にもなったCMです。

しかし、今でも多くのKiwiがこのCMを覚えています。

私がこのCMを見たとき、てっきり日本語の”バカ”が使われていると思っていました。

その後、NZのスラングでもこの”bugger”を聴く機会が増えていって、このスラングを覚えた記憶があります。

実際CMの映像を見ていただいても日本語の”バカ”と同じ使い方をされることが分かると思います。
また発音も日本語発音で”バカ”でこちらの人にも通じます

最後まで見終えなければ何のCMか分からないストーリー性のあるTVコマーシャル

NZのCMは時間が長いのもよく見られると前述しましたが、
大手のお金を掛けられる会社の商品CMはブランドイメージ的な長編CMがよくあります。

長時間CMなので映画のようなストーリーがあって、初めてそのCMを見たら何の広告かが全く分からないと思います。

けれど脚本のしっかりとした内容では、広告主の思惑通り最後までそのCMを見てしまうと思います。

Speight's – The Dance

このCMの広告主はNZの大手ビール会社のSpeightsです。
このスパイツのCMは、このような男の友情や牧場で働く人を題材にしたCMがシリーズ化されていて、
そのビールのキャッチコピーが一般のKiwiも
”よくやった”とか、”俺は認める”といった意味合いで使うこれも慣用句になっている
Good on YA Mate” です。

このCMでも最後に誰もが主人公に”Good on Ya Mate” と言ってると思われます。

ちなみに最後のダンスシーンは結婚式の披露宴です。NZではこのような披露宴がごくごく一般的です。

Huxley – Life to the power of 5G

このCMも2分という長編で、最初の1分20秒ぐらいまで何のCMかが分からないと思います。

そして、このCMは、
実はNZと日本がこのCM対象を通じてつながっていることもわかってくると思います。
(最初は、ひげ面のアジア人男性が実は動物外科医の日本人であることも意外になるでしょう。)

最後の10秒でこの広告の対象サービスと会社が判明して、みんな”なるほど”となるでしょう。

オールブラックスの出てくるCMの中で個人的に最も好きなTVコマーシャル

NZのイメージで日本人が描くイメージの一つとしてオールブラックスが最近では一般的になりましたが、そのオールブラックスがテレビCMに使われることは日本人プロスポーツ選手ほどでは無いにしてもやっぱりあります。

そのオールブラックスが出てくるCMで個人的に大好きなCMを2つ紹介します。
いずれもかなり昔のCMですが、アディダスであればこそ、NZであればこそ作れたと思われる、素朴な、けどちょっとわくわく感が残るイメージCMだと思います。

Last Man Standing

2005年のライオンズがNZに遠征にやってくる直前に流されたCMです。

ライオンズ自体がヨーロッパラグビーのオールスターのようなチームですが、その当時のラグビー界の有名どころが結構本気で遊んでいる様子が感じ取れるCMになってると思います。

当時のオールブラックス・キャプテンのタナ・ウーマンガ、一人から始まって、
最後に立っているのが(Last Man Standing) が当時のオールブラックス11番;ジョー・ロコソコと
ライオンズのキャプテン(アイルランドのキャプテン);Brian O’Driscoll という落ちも大変気に入ったCMです。

Dan Carter practising his kicking at home with his dad.

このCMを初めて見たときはNZのラグビー環境が、日本のプロスポーツ選手を輩出する環境と全く異なることに驚きと羨ましいといった感情を抱いたのを覚えています。

本当にダン・カーターの実家で撮影されています。
8歳の誕生日プレゼントがゴールポストだったというところがいいですね。

前述のライオンズとオールブラックスのLast Man Standing CM もアディダスが作ったCMですが、
どちらにもアディダスの製品や衣料などは出てきません。
どちらのCMもテーマは “Impossible is Nothing” となっているイメージCMで、アディダスであればこそ作れたCMになるでしょう。

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NZのテレビやメディアでは公共機関のコマーシャルがよく流されていて、印象に残るCMが多い

NZの警察、消防局、ACCのTVコマーシャルはインパクトが強烈で効果絶大

日本語字幕付き ニュージーランドの衝撃的な交通安全のCM

NZの警察が2014年に作成したスピードの出しすぎを注意させるためのCMです。

その内容もさることながら、映像がその当時としてはCMなどには使われることのなかったストップモーションなどを取り入れているのも話題になりました。

このCMは世界的に話題になって、日本を含めて世界中のCMなどに使用されてます。
(日本では運転免許所の教材にもなってるらしい。)

最後のシーンがあまりに強烈すぎるので、オーストラリアではその衝突シーンはカットされて流されていたそうです。

NZポリスのこのようなスピード出しすぎ、飲酒運転、麻薬常習などに対する注意喚起のCMは今でも続々と作られオンエアーされてます。どれも印象に残るCMばかりです。

New Zealand Fire Service – Speed of Fire (2002, New Zealand)

NZの消防局のCMで、2002年作成と非常に古いのですが、今でもイメージに刻まれています。

何がすごいかは、上の54秒の映像では伝わりにくいかもしれませんが、
実はこのCMは6分割にされて流されています

その6分割にされてオンエアーされていたCMが以下になります。

New Zealand Fire Service – Speed of Fire (2002, New Zealand) (promotional video)

テレビのCMでは番組途中で3分程度のコマーシャル時間がありますが、
その3分の間に火事がどこまで広がるかが実感できる内容になっています。

上の3分46秒の動画を見ていただければ分かると思いますが、
最初の消防局のCMが(00:33から)15秒流されたあと、
他の全く違う一般商品(パンパース)のCMが流れて、
その次に(01:16から)5秒でたばこの吸い殻がソファーに燃え移って、
その後3番目、4番目、5番目、そしてコメントも入る最後の長めのCMで
3分間という短時間で燃え広がる様子を他のCMを挟みながら表現してます。

こんな一つのCMを分断しながら見させるなんて、NZでも初めて、私もその当時初めてみました。
こんなCMが流せるのも公共機関のCMだからだと思います。

このように6分割にされているCMでも3分間の長さが
いかに早いかが強烈に印象付けされ、それに備える必要性を十分伝えるCMとなってます。

続いてACCのCMですが、
このCMには人によっては気分を多大に害する映像を含みますのでご注意ください。

NZ ACC Thinksafe TV Ad Campaign from 1990s-2000s

NZにはACC (Accident Compensation Corporation) という事故補償制度、機関があって
1990年代からその機関が一般の人へ注意を喚起させるためのキャンペーン; ”Think Safe” を始めました。

そのテレビCMが、かなりインパクトの強いものが2000年代始めまで連続でオンエアーされました。
(今でもACCの同じような事故予防キャンペーン・コマーシャルは流されてるけど、この初期のCMほどまでぞっとするようなものでは無くなってます。)

どのCMも一般商品のコマーシャル風に作られていて視聴者の興味を最初は引くように始まりますが、実は一般家庭内でも大けがになりうる状況がたくさんあることをぞっとするような映像で印象づけされています。

NZ観光局の2020年コロナ過の中、NZ国内旅行促進のために国内で流されたTVコマーシャル

Do Something New, New Zealand ft. Madeleine Sami and Jackie van Beek

最後に、NZの観光局が
コロナ過の中、日本のGo to トラベルと同じような
NZの人に対してNZ国内旅行を勧めるキャンペーン ; “Do Something NEW Zealand” のテレビCMを載せておきます。

日本では流されていないと思いますが、
コロナ過が収まればNZにやって来る計画をこのCMからでも立てて見てください。

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