ニュージーランドの9月,10月は子羊のシーズン

9月10月11月のNZ旅行
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ニュージーランドの春は9月から始まります。春になると牧場では子羊がたくさん見られてとても華やいだ感じのシーズン到来になります。その子羊たちがすでに生まれ始めています。

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NZ南島の牧場、9月10月は子羊が一杯

先週クライストチャーチ郊外のカンタべりー平野の中を車で走っていたら牧場にすでに子羊が生まれているのが分かりました。8月の中旬ではまだ少し早いと思ったのですが、今年も春がすぐそこまでやってきていることが実感できる光景でした。クライストチャーチ郊外の牧場はこれからどんどん子羊が見られるところに変わって行きます。牧場も牧草がしっかり生えそろって、どこを見回しても新緑の映える気持ちのいいところへと変わって行きます。

クライストチャーチから南にあたるクイーンズタウン周辺や観光ルートであるテカポ周辺やミルフォードサウンドまでの道のりは9月上旬ぐらいからこの子羊がたんまりと生まれ始めます。羊の出産は放牧されたままの牧場の中で人の手助けなど無いまま、昼間や夜中なども関係なく行われます。だからこれから10月ぐらいにかけて郊外の国道などを車で走っていると車窓風景として生まれたての子羊なども見られるところとなります。これらの郊外の牧場の中をレンタカーで走っている海外(特にアジア各国)から来た個人旅行者はよく道路わきに車を停めて子羊たんまりの牧場風景を眺めています。

牧場の中に子羊がたんまり現れると牧場自体の雰囲気が変わって行きます。子羊も生まれてからしばらくは親羊の周りを走り回ったり、飛び跳ねたり、ミルクを求めて親の元へと駆け寄って行ったり、またか細い子羊のメェーメェーという声も聞こえて微笑ましいムードが満喫するようになります。

最近の子羊は生まれてからしばらくしたら牧草も食べ始めて、体も2~3ヵ月ぐらいで親と同じぐらいの大きさになります。牧草を食べ始めたら親と同じように一日中あまり動くことなく下に頭を下げたまま黙々とその場で牧草を食べ続けているといった感じになるため牧場の動きもあまり見られなくなります。だから9月から11月にかけての春は一年の中で最も牧場風景が面白くて、華やいだ季節になります。この時期を見逃すことなくニュージーランドにやってきてください。

14aug canterbury lamb1

(8月14日にクライストチャーチ郊外のカンタベリー平野の中の一つの牧場ではたくさんの子羊が見られました。この辺りでもまだ出産の早い牧場だと思います。周辺の牧場ではまだまだ子羊は見当たりませんでした。)

14aug canterbury lamb2

(この牧場で見られた子羊は恐らく出産からすでに2週間ぐらいは経っているようでした。生まれたてはもう一回り小さな体をしてます。)

14aug canterbury lamb3

(羊にはしっぽがあるということを知っていましたか?生まれてから2-3週間したら切り落とされるのですが、ここの子羊はまだ切り落とされていません。このしっぽは自分の意志で動かすことはできないのですが、ミルクを飲むときは嬉しそうにしっぽをフリフリさせます。この姿を見れるのも9月,10月ぐらいだけです。)

14aug canterbury lamb4

(普通一般の牧場の羊は車が牧場脇に停められたら一斉にフェンス際から逃げていくように遠ざかっていくのですが、ここの子羊はまだ人間などにも興味を示して、フェンス際まで寄ってきてくれました。そしてミルクが貰えるとも勘違いしたように差しのべた指先をなめ始めました。こんな光景は公道沿いの普通の牧場では私は始めて目にしました。)