ウエストコーストの氷河トレッキングは日本人にもお勧め。

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ニュージーランドの南島の西海岸はウエストコーストと呼ばれ、そこには地表近くまで降りてきている世界でも稀な大氷河が2つあります。その氷河の名前がそのまま麓の村の名前にもなっていますが、フランツジョセフとフォクスグレイシャーは多くの観光客も訪れる観光地でもあります。しかしニュージーランドのほかの観光地には日本人観光客をたくさん見かけるけどこのウエストコーストには余り見かけることがありません。

(追記;このブログで紹介されているフォックスグレイシャーの氷河トレックは14年の4月にフォックスグレイシャーの末端部分が大崩壊して川の流れを変えてしまい、地上から歩いていく氷河トレックが行われなくなっています。フォックスグレイシャーでもヘリハイクだけにより氷河トレッキングが行われるようになっています。)

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NZ西海岸フォックスグレイシャー、フランツジョセフでのヘリ氷河ハイキングツアー

この氷河を間近に見られることで有名なこの場所ではその氷河の上をガイドと共に歩くことができるツアーが大変人気があるのですが、マウントクックやミルフォードトラックにたんまり訪れる日本人トレッカーにもこの氷河トレッキングはお勧めです。

ニュージーランドに観光もしくはハイキング、トレッキングを目的にやって来る人は是非この一生に一度の体験ができる氷河トレッキングをしにウエストコーストまで足を伸ばされることをお勧めします。

以前はこのウエストコーストにも日本人観光ツアーが日本からやってきていたのですが、最近は大手旅行会社のツアーでもこのウエストコーストを回るツアーは皆無と言って良いでしょう。

またウエストコーストへの交通手段が少なく、大きな観光地であるクライストチャーチやクイーンズタウンからでも最低5時間ほどの移動時間が必要となり、この氷河を見に来る目的以外の他の日本人が気に入るようなアクティビテイーや人気スポットなどが無いことから旅行期間の限られている日本人には敬遠されてきたところだと思われます。

氷河を見るだけならマウントクックなどでも見ることができるといえば出来ます。

ヘリコプターやセスナ機での遊覧飛行で氷河の上に降り立つこともわざわざこのフランツジョセフやフォックスグレイシャーまでに行かなくてもできるといえば出来ます。

けれどマウントクックやフィヨルドランド国立公園にある氷河の上をガイドつきで半日もしくは終日のトレッキングができることはありません。

フランツジョセフとフォックスグレイシャーではこの氷河トレッキングを行う会社があって、年中参加が可能です。

氷河の上を歩く方法として地上から氷河に歩いて近づいて行き、末端部分から氷の上を歩き始める方法と、ヘリコプターを使って一ッ飛びで氷河の上部まで行き、そこから歩き始める方法がありますが、やはり氷河の上部のほうがその氷河自体の姿がきれいなので予算が許せばヘリハイクと呼ばれる方をお勧めします。

残念ながらフランツジョセフの氷河のほうが今、どんどん末端部分が溶けて、後退している時期のようで昨年の5月以降、この地上から歩いていく氷河トレックは行われておらず、フォックスグレイシャーのみで行われています。

けれどヘリコプターで上部まで一ッ飛びするヘリハイクは値段は高いのですが欧米の観光客には人気が高く、ほぼ終日フランツジョセフの村からヘリコプターが何台も飛び立っていっています。

先日このフォックスグレイシャーで行われている半日氷河トレッキングに参加してきたのですが、やはり大変面白かったです。

またそのときのガイドにも聞かれたのですが、この氷河トレックも含めてウエストコーストには日本人以外のアジアからの観光客はたくさん来てるのに何故日本人はやってこないのか?と。

日本人観光客の少ないニュージーランド観光地を探している人には良いところかもしれません。

フォックスグレイシャー、バレーウォーク

フォクスグレイシャーの村からでも歩いてこの氷河の末端部分まで歩いて近づいていくことが出来ます。

けれどこの先から始まる氷河の上を歩くことは格段の違いの体験になると思います。

フォックスグレイシャー半日氷河トレッキング

氷河の末端部分といってもその上を歩く人の姿は米粒のように見えるほどの大氷河です。

他のところではヒマラヤなどの標高の高いところか、緯度の高い極地に近い場所でしか見られないのですが、ニュージーランドでは気温20℃前後で標高も海抜50mほどの村から歩いて見に行くことが出来ます。

そしてちょっと奮発すれば手軽に、そして安全にこの氷河の上をトレッキングも可能なのはニュージーランドだけじゃないでしょうか?

フォックスグレイシャー半日氷河トレッキング

4月12日に参加したフォックスグレイシャーの半日氷河トレッキングの様子。

普通の体力があって多少の距離を歩くことを苦に思わない人なら誰でも参加資格はあると思います。

一応この半日氷河ハイキングの最低年齢は7歳になっています。

フォックスグレイシャー半日氷河トレッキング

特に持参しなければならないものはありません。

アイゼン(トランポン)はもちろんのことトレッキングブーツもウールのソックスも、分厚いレインジャケットも無料で貸してくれます。

もし必要ならザック、レインパンツ、そしてストックも貸してくれます。

フォックスグレイシャー半日氷河トレッキング

この日のツアーは定時に行われている8:35発のツアーが申し込み時の前日には一杯だったので追加ツアーとして8:55発のツアーとなりましたが、一人のガイドに参加者は私含めて11名。

ほとんどがオーストラリア、イングランド、アメリカなどの欧米からの年配もしくは若いカップルでしたが、アジアからの参加者としては香港からの女性一人と台湾から来たというつけ眉毛が非常に長かった子ギャルの二人組みでした。

フォックスグレイシャー半日氷河トレッキング

フォックスグレイシャーの末端部分を歩く半日氷河トレッキングでもその氷河の上には1時間20分ぐらいはいることになりますが、一日トレッキング、もしくはへりハイクに参加するともっと氷河の姿がきれいな上部にまで行き、氷上にも3~4時間はいることができるようになります。

フォックスグレイシャー、レイクマセソンの夕焼け

フランツジョセフやフォックスグレイシャーにはこの氷河を見に行くこと以外特に見どころなどが無いのですが、フランツジョセフにはホットプール、そしてフォックスグレイシャーには夕焼け時が特にきれいだと言われるマセソンレイクがあります。