ルートバーントラックのルートバーンフラットまでならクイーンズタウンを出発して日帰りで5月以降の冬の期間、7月、8月でも歩きに行くことができます。苔むしたNZ原生の広葉樹が生い茂る森を抜け、エメラルドグリーンの渓谷を見下ろしながら氷河谷までのトレッキングをNZの冬でも楽しんでください。
ルートバーントラックのルートバーンフラットまで4月12日に歩いてみました。
ルートバーンとはこの澄み切ったとてもきれいな川の名前。
氷河の削り取った深い渓谷に流れる川は冬の間も枯れることなく、凍り付くことなく流れています。
ルートバーンフラットの標高は700m、冬の間もこの標高まで雪が降りてくることは無く、しかし周りの切り立った山肌がすっかり1000mぐらいから雪化粧した姿を眺めることができる絶好スポットになります。
ルートバーントラックでは苔むした原生林の森の中を歩くのがハイライトにもなります。
その原生林のほとんどが常緑樹であるため5月以降の冬の時期でも緑豊かな森の中になり、林床にはシダやコケがこれまた緑豊かに映える森です。
さすがに太陽が高くは昇らなくなるため谷底のこの森も霜が降り、とても冷え込むのですが、アイゼンが必要なことは全くなく普通のトレッキング・シューズで歩くことができます。
また森の中の鳥たちもこの森にすみ着いている鳥たちばかりなので冬の間も歩いているとその出会いがあります。
4月12日にはこの森にだけいるといっても良い、希少種のイエローヘッドと言うNZの野鳥を見かけたのですが、写真を撮るにはスマホでは対応できなかったのでこのブログには載せられませんが、他にもライフルマンがたくさん、いつものNZロビンやファンテイルも歩いている周りに出てきてくれました。