テアナウでタカヘのヒナを柵の中で見てきた

テ・アナウに滞在するなら、是非飛べない鳥であるタカヘを無料野鳥園に行って見に行ってみるといいでしょう。毎日定時にガイドツアーが行われていて柵の中でその貴重な鳥の姿を間近かに見ることができます。

ミルフォードサウンドへの玄関口の町であるテ・アナウ;Te Anau に1泊でもするならタカヘを見に行くことをお勧めします。町の中からでも徒歩で20分ぐらいの無料野鳥園;Te Anau Bird Sanctuaryには2018年の1月の段階で4羽のタカヘが飼われていて、加えて昨年生まれたヒナの姿も見ることができます。

この無料野鳥園では毎朝DOCの係員が餌付けと併せてタカヘのガイドツアーを行っていて、いつもはフェンスの柵で囲われている敷地内へも入っていけます。そして係員がエサを地面に撒いて草むらの中からおびき寄せるとタカヘの姿をかなり間近に見ることができます。(このガイドツアー時間以外はフェンス越しに見つけることができるでしょう。)

テアナウのバードサンクチュアリーのタカヘ;Takahe。ガイドツアーは毎朝行われてます。(10月~3月=AM09:30~、4月~9月=AM10:30)

タカヘはNZの固有種の飛べない鳥。キウィバードより数は断然少なく今は347羽がNZの保護区などで生存する。テアナウのバード・サンクチュアリー以外に一般の人が見ることができるのはオークランドの沖合のティリ・ティリ・マタンギ島や動物園ぐらいしか無い。

タカヘの親子。ヒナは非常に憶病で草むらの中に隠れていることが多いけど親がエサを取りに草むらから出てくるとこのような餌付けのシーンを見ることができる。

1月8日に見られたタカヘのひなは今、羽毛が生え変わる時期でした。茶色の羽毛が抜けて背中が緑で体が青色の羽毛に生え変わって行く途中のようでした。そして最後にくちばしと足が親と同じような真っ赤な色に変わって大人になって行くらしい。

18年1月8日にテアナウ・バード・サンクチュアリーにて行われていたタカヘのガイドツアーでのタカヘのつがいと親子の様子。

マウントクック・レッドターン/登り1時間のトレッキング

マウントクックの人気は日帰りトレッキングコースとして人気のフッカーバレーとは違い、きつい登りがあるけど1時間だけでマウントクックの絶景を上から見晴らすことができるお気軽トレッキングコースにレッドターン;Red Tarns Walkがあります。

フッカーバレーの方が人がたくさん歩いているのに対してこのレッドターンは人影が少なく、静かに景色を堪能しながら、そしてちょっとした登山感覚も楽しめるウォーキングコースです。

場所はフッカーバレーやセアリーターン、そしてケアポイントという人気トレッキングコースがマウントクックの方へハーミテージホテルから向かって行くのに対してこのレッドターンウォークは逆のハーミテージホテルの裏側に向かいます。

ハーミテージホテルからではビジター・インフォメーションセンターの方へと降りていき、さらに緩やかな坂道を降りてトイレもあるパブリックシェルターの前を通り過ぎて500mほど遊歩道を歩くと突き当りに出てくる小川からこのレッドターントラックが始まります。まずはその小川(Black Birch Stream)を吊り橋で渡って行きます。

レッドターンへの道のりはほぼきつい階段状の登り道になります。ゆっくり上って行きましょう。茂みの中の登りですが、この両側の木立はあまり高い木が育っていないので日影が意外とありません。晴れている夏の日は日焼けにもご注意です。

この日このレッドターンへのトラック脇には背の低い木がマヌカの木であることがよくわかりました。白い梅のような花がたくさん枝の先に咲いていました。この花から採られるハチミツがあの有名なマヌカハニーです。マウントクック周辺の山すそあたりにはよくこの木が群生しています。

きつい階段の登りが続きますが、少し登って行くだけで振り返るとマウントクックの村を見下ろすようになってきて、そしてマウントクックの雄姿が見られるようになります。

レッドターンまでの登り途中にはマヌカ以外に高原植物の小さな花が見られのですが、一か所だけにこの大きな花を咲かせているマウンテンデイジーが見られました。しかもかなりいい形で花を開かせているデイジーでした。

麓から頑張って登ってくるとこのルックアウトにたどり着きます。ここからの景色は登ってきた甲斐があったことを実感させてくれるでしょう。ここで登りは終わってレッドターンという小さな池がある湿地帯を周回できます。

レッドターンという名前のごとく赤色の水草が小さな池にたくさん漂っています。この池も氷河がこの山肌を削り通り過ぎる際に出来上がった小さなくぼみに水がたまった池(Tarns)の氷河地形のものです。

17年12月27日マウントクックのレッドターンのルックアウトからのパノラマ映像

ルートバーントラック12月23日の絶景と花と小鳥

ルートバーントラックの一部であるルートバーン・フォールスハットとその上の方まで12月23日の快晴の元歩いてきたときに見られた絶景とNZの高原の花、そして原生林に住む小鳥たちを写真で紹介。

ルートバーンというのは川の名前、このようにとてもきれいなエメラルドグリーンの流れがルートバーン・シェルターを出発してルートバーンフラットまでトラック沿いに続きます。

このルートバーンシェルターからルートバーンフォールスまでの原生林の森の中ではよくNZロビンが出てきてくれます。

ライフルマンというとても小さな小鳥。虫を求めて人が歩いているのを完全に無視して地上近くまで降りてきます。だけどぴょんぴょんせわしなく飛び回っていてじっとしていないので写真をピント合わせて撮るのは難しい。

ルートバーン・フォールス・ハットへの登り道途中、大きな土砂崩れの跡の斜面に差し掛かると森が途切れてこのような景観が現れます。ここは誰もがカメラを撮る場所になるでしょう。

ルートバーン・フォールス・ハットからの景観は素晴らしいのですが、さらに頑張って250mぐらい登ると(本来のトラックから外れて未整備の脇道に入ります。)このような更に絶景が広がります。ここはルートバーンの渓谷上部を360度見回せる場所でもあります。

ニュージーランド・ネイティブ・バイオレット。森の中の苔むして、水の流れに近い所の地べたに群生しているのが見られるNZのスミレです。

Alpine Grounsel キクの種類。ルートバーントラックでは森の中や高原の草地でも見られます。1月上旬まで咲いているかも…

ラージ・マウンテンデイジー。その名のごとく花の直径が8~10cmほどもあってよく目立ちます。そしてルートバーン・フォールス(標高1000m)から森林限界線を超えた谷間にはこの時期たくさん咲いています。

サウスアイランド・エーデルワイス。この可愛らしい花は岩場で風にさらされる場所に隠れるように花を咲かせています。この日も1224mの絶景ポイントの吹きさらしの頂上、しかも岩と岩の間に咲いているのを見つけました。この花は標高の高いところで1月、2月ぐらいが満開の時期になります。

エバーラスティング・デイジー。このデイジーはNZの高原のトレッキングコースではどこでも見つけることができると思います。たくさんまとまって群生しています。だけど日の当たらない時間帯(朝方など)は花びらを閉ざしているので見落とすかもしれません。

Panakenake/パナケナケという面白い名前の花。地べたに這いつくばるように群生してます。ルートバーントラックの森の中ではこの時期から2月ぐらいまで咲いているのを見ることができます。よく見ると花びらが半円側にしかついていないのが分かると思います。

ビディビッド/Bidbid マオリ名ではPiripiri これも森の中の地べたに広がるように群生しているのがよく見られます。この群生しているところに踏み入ると靴ひもやズボンにイガイガが引っ付いて種と一緒にどこまでもついてきます。

この白いところが花で、それが毛玉のように見えるのでウーリーヘッド/Woolyheadという名の花です。この時期にルートバーントラックでは森の中に見つけることができます。

NZの高原のヒナギキョウ、NZブルーベル。このように薄紫の花を咲かせるのもありますが、多くはクリーム色の花を咲かせています。森の中より開けた草地やトラック脇によく咲いています。

 

テカポの良き羊飼いの教会、観光客が多すぎて柵が張られた。

NZの観光スポットとして日本人観光客に定番スポットとなっているテカポの良き羊飼いの教会、そのあまりの観光客の増大に対して教会は柵を作り上げて神聖な場所への無礼な行為を防ぐ処置に出ました。

良き羊飼いの教会はテカポの観光スポットとしてシーズン中は朝から夜中まで観光客が絶えないところになっています。この教会の建物は観光用に作られたわけではなくやはり礼拝をおこなったり、個人の結婚式やお葬式が行われる普通の教会の場所でもあります。その礼拝をしているときに窓からカメラでのぞき込んだり、扉に礼拝中との札が掛かっているにもかかわらず扉を開けて入り込んできたりする人が絶えないようになっています。

2015年から教会の中での写真撮影は神聖な場所なのでご遠慮下さいとなっていてるのですが、”それじゃ外からなら大丈夫でしょう!?”という人が増えて教会の扉の外から教会には入らないで教会の内部を写真で撮る人がめっきり増えて扉のところはその順番待ちにまでなっているときがあります。また中国、香港からの人向けのツアー会社がウェディング・ドレスを着たカップルを教会をバックに写真を撮ることを行っているときがあって(特に夕焼けの映える夕方や夜間。夜間は特に多い)、その場所と時間を独占して一般の観光客は周りで撮影が終わる迄何も言えず、邪魔にならないように突っ立っているような場面をよく見るようになっていました。

このような行為に対して教会は周りに柵を作りあげ、礼拝などの最中は柵内には関係者以外入れないようにしました。また夜間も柵のゲートは閉じられるようになり、そして商業的にこの教会をバックに写真撮影を行う場合は教会側に許可が必要との掲示がかかげられるようになりました。またこれはこの教会だけでなく、NZの観光地では一般的になっているのですが、ドローンを飛ばしての撮影も禁止の掲示が誰にでもわかるようにされるようになりました。

柵が張り巡らせても教会の扉が開いている時間(夏;AM09時~PM17時、冬;AM10時~PM16時)は柵の中にはだれでも自由に入れます。教会の中にも入れます。これ以上の観光客対策がされないことを願いたいのですが、もっと制限が設けられるようになると思っています。

(テカポの良き羊飼いの教会に柵が張り巡らされました。けど日中、教会の係員がいる間はその柵の中には誰でも自由に出入り出来ます。礼拝などの際にはこのゲートが閉ざされるようです。)

(教会のゲートに掲げられるようになった掲示板。これには柵の中、そして教会の中に入れる時間、そして教会の中での注意、また教会の外でも柵内での注意事項などが書かれています。)

(教会の後ろ側にあるゲート。夜間はこのゲートも閉ざされる。けれど別に防犯用のゲートではないので簡単に超えることができる。よって夜間は中に入っている奴が多く見られた。)

(12月18日の夜中のAM00時。ゲートが閉ざされているので多くの人はその柵の外から写真を撮っている。この写真は駐車場から教会に向けて撮っています。だからひっきりなしに出入りのある車のヘッドライトで明るく照らされています。この駐車場側からさすがにゲートを超えて入っている奴は見かけなかったけど、裏に回れば2-3人のやつが星空写真を撮る為柵の中に入っていた。この日は雲が多くてほとんど星は見られず。)

ルートバーントラックで見られるランの花

NZの原生林の森の中などでは夏の時期に小さな草花が隠れるように咲いています。ルートバーントラックの道のりではそのうちランの花も見付けることができます。

NZの春から夏にかけては国道沿いや牧場の周りに外来種のルピナスやエニシダをはじめとした色鮮やかな草花を見ることができます。また、原生林が生い茂る森の中でもNZの固有種である草花も花を咲かせているのですが、外来種と違って白色やクリーム色、又は草色した花がほとんどで、とても小さな花を咲かせていることがほとんどなので山歩きをしていても見落とすことがほとんどになります。

その中でもNZのランの花は小さい花で、苔むした林床や草むらの中にまぎれて花を咲かせています。以下に紹介するランの花もルートバーントラックという人気の、多くの人が歩いている山道で見つことができるのですが、あまりにも目立たないので多くの人は気づかずに通り過ぎるだけになってしまいます。NZの森の中を歩くときはこんな花も見つけることができるので、興味があればじっくり道沿いを気にしながら歩いてみて下さい。

11月29日ルートバーンシェルターから1時間ほどで周回してくることができるNature Walkにて見つけたラン
グリーンフード・オーキッド;Greenhood Orchids

グリーンフード・オーキッドはここだけではなく湿った草地や林床があれば結構どこでも見つけることができるでしょう。1月ぐらいまで、標高が高めの700mぐらいまでに咲いています。一つ見付ければまとまって群生しているので近くにたくさん見つけられるでしょう。

11月29日ルートバーン・ネイチャー・ウォークで見付けたラン、スレンダー・フォレスト・オーキッド;Slender Forest Orchid

11月29日にはネイチャーウォーク(標高450mぐらい)を歩いていたらいたるところでこの花を見つけることができたのですが、12月10日には既に花は落ちていました。もっと標高が高ければ森の中で1月ぐらいまで見れるでしょう。

スレンダー・フォレスト・オーキッドも群生して見られます。ただ花の大きさは横幅で2cmほど、花丈は10cm前後で苔むした林床の中に緑色の花を咲かせています。

12月10日ルートバーン・ネイチャー・ウォークで見付けたラン;オッド・リーブド・オーキッド;Odd Leaved Orchid

オッド・リーブド・オーキッドも花を咲かせている時期はあまり長くはなく恐らくここのネイチャーウォークで開花しているのが見れるのも12月下旬まででしょう。11月29日にはつぼみの状態でした。

オッドリーブドオーキッドの花の形が素敵だと思います。NZで見られるランの花の中でも上品な花の一つだと思います。