ニュージーランド南島観光地8月の雪の後

ニュージーランドの8月はまだ冬の季節。冬だから雪も降ります。けれどNZにこの時期やってきた人はスノーボーダーでさえ周りの景色を見て雪があまり積もっていないことに拍子抜けします。その雪が8月7日、8日に降りました。

冬から春にかけてNZの南島に観光などで訪れるとその雪化粧した景観を十分楽しめます。8月から9月にかけては雪が降るような天気もありますが、連日降り続けることはありません。そして標高の高い山間部のところだけ雪になっていてその麓の町や道路に雪が積もることはめったにありません。麓の町や国道などの標高の低いところは冷たい雨やひょうぐらいになっていて周りの山肌だけが雪化粧している感じです。まして8月ぐらいから日の入りも遅くなり、日差しもきつくなってくるので町や国道などに降り積もった雪は日中すぐに溶けてしまいます。

15年の今年のNZの冬は例年以上に寒い冬になっていますが、毎年8月の中旬には雪が降るような悪天候になる時期です。その悪天候の日が今年は昨日から今日の8月8日になったような気がします。クイーンズタウンはもちろんのことNZ各地で積雪の影響が出ています。峠越えの道は道路閉鎖か、スノーチェーンをつけなくては通行できない規制などが出ています。けれど各スキー場はどこもかも新雪が10cm~15cmは積もって明日以降晴れ上がったゲレンデは最高の滑りが楽しめそうです。これから11月にかけてクイーンズタウン周辺はひと月に一回ぐらいはこの積雪があるような寒波が訪れる時期に入って行きます。

8/8クイーンズタウン雪の後

(クイーンズタウンは8/6の夜から今日の8/8にかけて寒波が押し寄せ、麓の町にも断続的に小雪が舞う日となっています。周りの山間部はしっかりと雪化粧しました。カードローナやリマーカブルスキー場などはゲレンデへの道路は2WDの車はスノーチェーンをつけることがMustの日になりました。)

8/8マウントクック・グレンタナーパークから

(8/8マウントクックのグレンタナー・パークのライブカメラから拝借。このマウントクックへと続く国道80号線も今朝はスノーチェーン規制が出ていたようですが、日中の時間帯は観光バスも行き交っているようです。)

8/8ミルフォードサウンド船着場

(8/8のミルフォードサウンドの船着場のライブカメラから拝借。このミルフォードサウンドへの道のりは山間部の道で、両側に続く切り立った山肌の上の方はさすがに積雪があるため冬から春先は道路閉鎖になります。今日もその道路閉鎖となってます。道路上にはさほど積雪は無かったはずですが山の上に積もったの雪を人工的に雪崩を起こすアバランチ・コントロール作業のために終日道路閉鎖となっているようです。ミルフォードサウンド自体は南極からの寒波が押し寄せた際は、逆に南側の高い山肌に遮られて快晴で穏やかな入り江になることの方が多いところです。けれどそこまでの唯一の道路が閉鎖されると誰もこの入り江での遊覧クルーズを楽しむことができません。)

8/8雪の後のテカポ

(8/8の朝のテカポの町並み、マウント・ジョンのライブカメラから拝借。テカポは昨日からの雪ですっかり雪に閉ざされているようです。けれどこの時期の積雪は根雪になるほどでもないので町の中を通り抜ける国道8号線は昨晩から閉鎖にもなっていないようです。)

8/8雪の後のテカポ良き羊飼いの教会

(同じくテカポ、マウントジョンのライブカメラからとらえた8/8午前中の良き羊飼いの教会周辺の様子。雪に埋もれた教会にはすでに観光客が訪れているようです。)

 

大雨、突風最大25mのミルフォードサウンドのビデオ

ミルフォードサウンドは雨の多いところで知られてますがこの雨の日でこそ、その本来の姿を見れる日にもなります。そんな雨の日でしかも強風吹き荒れる6月9日のミルフォードサウンドへの道のりの様子と強風吹き荒れるミルフォードサウンドの遊覧クルーズ様子をビデオにしました。この様子は一年中いつでも、春でも冬でも夏でも見れることがあります。

今日の前日からこの辺りは大雨が続き、実は別の景勝地であるダウトフルサウンドへの峠越えの道では3か所も土砂崩れがあって道路閉鎖になっています。ましてこの6/9の夕方以降は標高の高いところは積雪があるということでPM17:00以降はミルフォードサウンドへの道路も閉鎖になりました。そしてこの雨は翌日まで続き、6月10日には積雪のためにミルフォードサウンドへは一切の車両が通れない道路閉鎖となっています。

また、この日の遊覧クルーズはリアルジャーニー社の大型船使用のシーニッククルーズに乗船していますが、中型船使用のネイチャークルーズは安全なクルーズを考慮して出航は取りやめとなっています。確かに私もこの日は強風のためにこのクルーズ船は出航されないと思っていたのですが、船長の判断によりクルーズは行うこととなりました。だからこのビデオの様子は結構まれな様子が見れるものです。外海の方から強風が入り江へと入り込むとクルーズ船は船着場を出航することができるのですが、戻ってくるときに後ろからの風に押されて船着場に着岸できないことも考えられるため風向きが悪いとこの遊覧クルーズも中止になることがたまにあります。この日はそれもなく、大型船でのエキサイティングな遊覧クルーズを楽しめた日でした。

6月9日ミルフォードロード,ホーマートンネル

(6月9日大雨の中のミルフォードサウンドへの道のり途中、ホーマートンネル手前の景観)

6月9日突風25mのミルフォードサウンド

(6月9日強風吹き荒れるミルフォードサウンドの入り江。大量の滝の水もものすごい強風によって巻き上げられています。)

(6月9日 大雨と強風の中のミルフォードサウンドへの道のりとミルフォードサウンド遊覧クルーズ)

キーサミットハイキング11/12曇りのちみぞれ

ルートバートラックの一部分でもあるキーサミットに先日登ってきた時のレポートです。これからNZにやってきてルートバーントラックを歩く予定の方々、その服装や天気など参考にしてください。こちらの1月、2月の夏でもこのレポートのような天気はあり得ます。

11月からミルフォードトラックやルートバーントラックというニュージーランドのグレイトウォークという人気トレッキングルートも今シーズンが本格的に始まりました。すでに毎日、山小屋の予約が取れた世界中からのトレッカーがこのトレッキングルートを歩いています。この2つのトレッキングルートを歩くときには必ず雨具と寒くなっても大丈夫な服や寝具をご用意ください。

11月に入ってからこのフィヨルドランド国立公園は日替わりで天気がころころ変わる日が続いていますが、標高の高いところでは雪が積もる日も毎週のように2日ぐらいはあります。11月12日に出かけた際もキーサミットから降りてきたら激しいみぞれに会いました。この日に出会ったルートバーントラックを3日間歩いた人の話ではこの前日の11/11には終日雪が降っている中を歩いたということです。このような天気は1月や2月のこちらの真夏でもあり得ます。

キーサミットはミルフォードサウンドへの道のり途中のDevideという峠から歩いて登って行ける半日ハイキングコースとして人気があります。Devideの標高が535mほど、そしてキーサミットは標高919mほど。標高差400mをジグザグの素晴らしく整備された山道を登って行きます。普通の体力がある人で往復約2.5時間~3時間ほどの行程です。歩き始めは原生林の生い茂る緩やかな斜面を登りますが、分岐点を過ぎた後から頂上にかけては森を抜けて視界は広がりますが、雨風強いときには吹きさらしの山肌を歩くことになります。11/12に登った時は風は影響なかったのですが、11/9に登った時はかなり強風が吹き荒れとっとと降りてきました。このように天気が崩れやすい小山の頂上なのですが、天気が良い日は高い山肌に取り囲まれた壮大なパノラマ風景を満喫できるところです。またこれから12月、1月にかけて高原植物の花もたくさん楽しめる道のりでもあります。

キーサミットハイキング1

(ルートバーントラックの出発点でもあるDevide。キーサミットへ往復2.5時間ぐらい。)

キーサミットハイキング2

(ディバイドを出発してから40-50分は原生林の森の中の緩やかな斜面を登って行きます。)

キーサミットハイキング3

(個人ウォークでルートバーントラックを3日間で縦走する人たちは食料や寝袋など持っているから大きなバッグを抱えて歩いています。欧米の人たちは半袖、半ズボンでもOKかもしれませんが、日本人は真夏でも日よけや風のことを考慮して長袖、長ズボンがお勧めです。)

キーサミットハイキング4

(ディバイドから40-50分ほどで分岐点に差し掛かります。ここからキーサミットまで往復で1時間という表記がこの看板には記されています。ここに重たい荷物を置いて往復する人がほとんどですが、日帰りハイキングの方はその必要もないでしょう。)

キーサミットハイキング6

(分岐点を過ぎるとその道の斜面も少しきつくなります。また視界が広がる森を抜けることにもなります。分岐点からキーサミットまで15-20分ぐらいです。少しだけ頑張ればあっという間に頂上です。)

キーサミットハイキング6

(キーサミットの頂上は氷河地形のこれも特徴でほぼ平らな台地状になっています。ここから周りの高い山並みをほぼ270度見回すことができます。また風が吹き抜けるところなのでこの日は雲が次から次へと通り過ぎ、回りの高い山並みも時折頂上まで見られることもありました。)

キーサミットハイキング7

(ディバイドに降りてくる途中から激しいみぞれになりました。この日はこのように15分から20分ごとに天気が激しく変わり青空が見えた後に雲で覆われ、そしてみぞれや雨の降る忙しい天気の日となりました。)

11/12キーサミットパノラマ

(キーサミットの頂上からのパノラマ。11月12日PM12:30撮影)

 

 

ミルフォードサウンドはやはり雨の日がすごい

ミルフォードサウンドはニュージーランドにある世界遺産の中でも最も観光客が訪れる場所でもあります。その氷河地形、フィヨルドの姿は壮大な姿ですが、ここは是非雨の日に訪れてほしいところです。

海外旅行において景観を見るために訪れるところはやはり誰もが晴れている日に訪れたいものです。ミルフォードサウンドももちろん晴天の日に訪れるとその壮大な大自然を目の当たりに体感できるのですが、ここは雨でこそその真価を発揮するといってもいい場所です。雨の日にしか見られない無数の、そして豪快な滝がいたるところで見られるからです。

2014年に入ってこのミルフォードサウンド周辺も例年よりは多めの雨が降っています。連日大雨と言ってもいい日が年末から続いていますが、先日1月12日に訪れた際も前日の夜から降り始めた大雨の影響でそのミルフォードサウンドまでの道のりとミルフォードサウンドの入り江で見られる滝と水の量はとても、とても豪快なものでした。

このミルフォードサウンド周辺の山肌はどこもかも氷河が通り過ぎた地形、山肌なので土がその表面、または頂上などにも残っていない岩肌です。だから降った雨はすぐに長い滝となって流れ落ちてしまうので、雨が止めばすぐさま長い滝もなくなってしまいます。この日も午後同じ道のりを帰るときには雨が小降りになってから2時間ぐらい経ったことから午前中に見られた多くの滝はどれも水量を減らしていました。だからここを訪れる日がたまたま雨であっても晴れた日にここを訪れる人より得した気分になれると思って出かけてください。

12th jan 雨の日のミルフォードサウンド

 

(1月12日 朝から雨のテアナウを出発して、ミルフォードサウンドへ向かう道のりでデバイド峠を越えた辺りからすぐさま山肌には多くの長い滝が見られるようになり、ホーマートンネルを抜ける手前のところでは周りの山肌は全て豪快な滝に取り囲まれるようになりました。)

12th jan 雨の日のミルフォードサウンド クレダウ渓谷

(1月12日 ホーマートンネルを抜けてクレダウ渓谷に入ると、ここもものすごい景観でした。270度ぐらいこの谷を取り囲む岩肌には長い大滝が流れ落ちていました。どこを見ても滝、滝、滝。その水量もものすごい水が流れ落ちています。)

12th jan 雨の日のミルフォードサウンド クレダウ渓谷2

(1月12日 クレダウ渓谷も氷河が削り通った谷なので、その山肌はおよそ1000mはある岩肌、そのほぼ垂直に切り立った岩肌に長い滝が流れ落ちているので写真を撮るにも縦に撮らなかったらその山肌の頂上付近が収まりません。)

12th jan 雨の日のミルフォードサウンド 4シスターズの滝

(1月12日ミルフォードサウンドも大雨、そして強風が入り江に入り込んでたので、遊覧クルーズの出航が危ぶまれましたが、無事定刻に出航。ミルフォードサウンドの入り江もどちらを向いてもその取り囲む山肌には豪快な滝が見られました。普段はマイターピークの山すそには姿を現さない4本の滝(4シスターズ)もこの日は豪華な姿を見せていました。)

12th jan 雨の日のミルフォードサウンド フェアリーフォールス

 

(1月12日ミルフォードサウンドでの遊覧クルーズ前半で必ず立ち寄る落差80mのフェアリーフォールスもこの日は瀑布となっていました。)

12th jan 雨の日のミルフォードサウンド パラセイジ

(1月12日午前中はミルフォードサウンドも大雨、そして強風が入り江に吹き込んでいたので遊覧クルーズの船も外海にはちょっとだけ出た後すぐに入り江へと引き返します。その強風によって周りの山肌を流れ落ちる滝の水もまき上がる姿が見られたりします。パラセイジの滝もこの日は豪快でした。)

12th jan 雨の日のミルフォードサウンド スターリングの滝

(1月12日ミルフォードサウンドの遊覧クルーズでのハイライトであるスターリングの滝もこの日は大瀑布と化していました。この滝のしずくを浴びると10歳は若返るという伝説があると解説がありますが、しずくどころでは全くない日になりました。)

12th jan 雨の日のミルフォードサウンド スターリングの滝2

(1月12日大瀑布と化したミルフォードサウンドのスターリングの滝。いつもならこの滝の下へと遊覧クルーズ船はどんどん近づいていくのですが、さすがにこんな日は水煙が架かる程度のところまでしか近づけないようでした。それでも大迫力の姿はいつもの数倍楽しめました。)

 

 

 

ミルフォードサウンドも春、そして雪崩れの季節

ミルフォードサウンドへの道のりは毎年春になると冬に積もった雪が雪崩落ちてくる危険性が高まる道路になります。今年は暖冬だったため、これまでの8月には大きな雪崩れは起こらなかったのですが、9月に入ってから山の上に積雪がある日も多くなり、ついに先週から雪崩れの危機性が高まったため終日道路閉鎖の処置がされる日が出てきました(9月4日)。昨日の9月10日はニュージーランドを南島から北島にかけて大雨と強風をもたらした前線が通り過ぎましたが、そのためこのミルフォードサウンドへ唯一の国道は閉鎖となり、本日と明日は実際大きな雪崩がホーマートンネル前後の辺りで起こったため道路閉鎖が延長されました。この雪崩れの後の道路から雪の撤去作業は明日にかけて行われ、週末にはこの道路も再びオープンされる予定とのことです。

これから10月上旬まではこのような雪崩れの可能性が高まる日もまだまだ出てくると思われます。春のミルフォードサウンドですが、山の上にはまだまだ積雪がある日は続きます。レンタカーなどでクイーンズタウンを出発してミルフォードサウンドへと一日かけて向かおうと計画している人は出発前に道路状況を調べる、もしくはホテルのフロントに問い合わせることをお勧めします。

NZの道路状況が分かるサイト
AA Road Watch http://www.aaroadwatch.co.nz/
NZTA SouthIsland Highway info http://www.nzta.govt.nz/traffic/current-conditions/highway-info/road/8373/south-island.html
NZTAのミルフォードサウンドへの道のりの道路状況 http://www.nzta.govt.nz/projects/milfordroad/RoadStatus.do

11sep ミルフォードロードへ閉鎖

(9月11日午後 ミルフォードサウンドへの道路は雪崩れの可能性が高いために閉鎖、そして木曜日(9月12日)も終日閉鎖されることが決まったことを告げるNZTAのミルフォードサウンドへの道路状況サイト)

11sep ミルフォードロード閉鎖2

 

(この電光掲示板がクイーンズタウンからミルフォードサウンドへ向かう際にクイーンズタウンを離れる一番最初に出てくる国道6号線沿いの掲示板。この掲示場を見逃すとこの後1時間ぐらい車を走らせたMossburnの村まで同様の電光掲示板は出てきません。この写真では写っていませんが、’SH94 To TeAnau OPEN Milford Road Update THU AM7:30’と出ていました。=ミルフォードサウンドまでの国道94号線はテアナウまではオープンされています。(テアナウから)ミルフォードサウンドへの道路状況のアップデイトは翌日(木曜日)AM7:30にといった内容となります。9月10日(水)PM13:30撮影)