NZのエーデルワイスを画像で紹介

NZにもエーデルワイスと呼ばれる花があります。スイスのものとは全く別種ですが、素敵な小さな花を過酷な場所で咲かせていて、クイーンズタウンの周辺でも1月から2月にかけて見られます。

NZのエーデルワイスは北島のものと南島のものとは種類が違いますが、ここに紹介しているのはサウスアイランド・エーデルワイス/South Island Edelweissです。

この花は過酷な条件に耐えながら花を咲かせているような感じで、風のきつく当たる岩壁などにへばりつくように咲いています。花の大きさが2~4cmぐらいで、その高さも高くて5cmぐらいの目立たない小さな花です。また岩と岩の間の隙間のわずかな土に根付いているような感じなのでその白い花を咲かせてなければとても見落としやすい花です。その白い花びらはウールのようなものに覆われていて、触るとやはり柔らかく厚みを感じることができます。

このサウスアイランド・エーデルワイスは標高の高いところに咲いていますが、なかなか観光客が気軽に訪れるところには見つけることができません。私が知っているところはミルフォードサウンドへの道のり途中にある人気の往復2時間半トレッキングコースのキーサミットの頂上の周回遊歩道上に1ヶ所だけ見つけることができます。また、レンタカーがあれば写真でも紹介しているリマーカブルのスキー場から歩いていくレイク・アルタのトラック脇に見付けることができます。マウントクック周辺では、今は(以前は第2の吊り橋への岩壁に見られた)この花を気軽に見れる所は知りません。

サウスアイランド・エーデルワイス。1月18日ルートバーントラックから外れて登って行くシュガーローフ・パスの更に上にある小山の頂上付近にたくさん咲いていました。


サウスアイランド・エーデルワイスは南島の標高の高い、岩場に隠れるように咲いているのが1月から2月ぐらいにかけて見られます。花が白くて中央がオレンジ色なので岩場の影でも花が咲いていたら結構目立ちます。


この小さな花は岩と岩の間のわずかな隙間を埋めるように群生しています。その場所が切り立った岩壁などに咲いていたりするので花を見つけても写真を撮るには結構危険なところに見られたりします。

シュガーローフパスから更にルートの無い山肌を登った小山の頂上は大きな岩がところどころむき出しの風当たりがきつい場所です。こんなところにサイスアイランド・エーデルワイスは咲いています。この頂上が標高1300mほどです。


リマーカブルスキー場からレイク・アルタへのトレッキングルート途中で見られたサウスアイランドエーデルワイス。この道のりでは1ヶ所だけに、だけど毎年1月には見つけることができます。1月13日撮影

リマーカブルの山上湖であるレイクアルタ。この湖で標高1800mぐらいです。この湖に至る手前のトラック脇、岩壁にサウスアイランド・エーデルワイスが咲いていました。リマーカブル・スキー場の駐車場(標高1580mほど)まではレンタカーなどの車で上っていけます。

 


シュガーローフパスからさらに登った小山の頂上に咲くサウスアイランドエーデルワイスの様子が分かります。吹きっさらしの岩肌に咲いているのが分かるでしょう。

マウントクック・レッドターン/登り1時間のトレッキング

マウントクックの人気は日帰りトレッキングコースとして人気のフッカーバレーとは違い、きつい登りがあるけど1時間だけでマウントクックの絶景を上から見晴らすことができるお気軽トレッキングコースにレッドターン;Red Tarns Walkがあります。

フッカーバレーの方が人がたくさん歩いているのに対してこのレッドターンは人影が少なく、静かに景色を堪能しながら、そしてちょっとした登山感覚も楽しめるウォーキングコースです。

場所はフッカーバレーやセアリーターン、そしてケアポイントという人気トレッキングコースがマウントクックの方へハーミテージホテルから向かって行くのに対してこのレッドターンウォークは逆のハーミテージホテルの裏側に向かいます。

ハーミテージホテルからではビジター・インフォメーションセンターの方へと降りていき、さらに緩やかな坂道を降りてトイレもあるパブリックシェルターの前を通り過ぎて500mほど遊歩道を歩くと突き当りに出てくる小川からこのレッドターントラックが始まります。まずはその小川(Black Birch Stream)を吊り橋で渡って行きます。

レッドターンへの道のりはほぼきつい階段状の登り道になります。ゆっくり上って行きましょう。茂みの中の登りですが、この両側の木立はあまり高い木が育っていないので日影が意外とありません。晴れている夏の日は日焼けにもご注意です。

この日このレッドターンへのトラック脇には背の低い木がマヌカの木であることがよくわかりました。白い梅のような花がたくさん枝の先に咲いていました。この花から採られるハチミツがあの有名なマヌカハニーです。マウントクック周辺の山すそあたりにはよくこの木が群生しています。

きつい階段の登りが続きますが、少し登って行くだけで振り返るとマウントクックの村を見下ろすようになってきて、そしてマウントクックの雄姿が見られるようになります。

レッドターンまでの登り途中にはマヌカ以外に高原植物の小さな花が見られのですが、一か所だけにこの大きな花を咲かせているマウンテンデイジーが見られました。しかもかなりいい形で花を開かせているデイジーでした。

麓から頑張って登ってくるとこのルックアウトにたどり着きます。ここからの景色は登ってきた甲斐があったことを実感させてくれるでしょう。ここで登りは終わってレッドターンという小さな池がある湿地帯を周回できます。

レッドターンという名前のごとく赤色の水草が小さな池にたくさん漂っています。この池も氷河がこの山肌を削り通り過ぎる際に出来上がった小さなくぼみに水がたまった池(Tarns)の氷河地形のものです。

17年12月27日マウントクックのレッドターンのルックアウトからのパノラマ映像

ルートバーントラック12月23日の絶景と花と小鳥

ルートバーントラックの一部であるルートバーン・フォールスハットとその上の方まで12月23日の快晴の元歩いてきたときに見られた絶景とNZの高原の花、そして原生林に住む小鳥たちを写真で紹介。

ルートバーンというのは川の名前、このようにとてもきれいなエメラルドグリーンの流れがルートバーン・シェルターを出発してルートバーンフラットまでトラック沿いに続きます。

このルートバーンシェルターからルートバーンフォールスまでの原生林の森の中ではよくNZロビンが出てきてくれます。

ライフルマンというとても小さな小鳥。虫を求めて人が歩いているのを完全に無視して地上近くまで降りてきます。だけどぴょんぴょんせわしなく飛び回っていてじっとしていないので写真をピント合わせて撮るのは難しい。

ルートバーン・フォールス・ハットへの登り道途中、大きな土砂崩れの跡の斜面に差し掛かると森が途切れてこのような景観が現れます。ここは誰もがカメラを撮る場所になるでしょう。

ルートバーン・フォールス・ハットからの景観は素晴らしいのですが、さらに頑張って250mぐらい登ると(本来のトラックから外れて未整備の脇道に入ります。)このような更に絶景が広がります。ここはルートバーンの渓谷上部を360度見回せる場所でもあります。

ニュージーランド・ネイティブ・バイオレット。森の中の苔むして、水の流れに近い所の地べたに群生しているのが見られるNZのスミレです。

Alpine Grounsel キクの種類。ルートバーントラックでは森の中や高原の草地でも見られます。1月上旬まで咲いているかも…

ラージ・マウンテンデイジー。その名のごとく花の直径が8~10cmほどもあってよく目立ちます。そしてルートバーン・フォールス(標高1000m)から森林限界線を超えた谷間にはこの時期たくさん咲いています。

サウスアイランド・エーデルワイス。この可愛らしい花は岩場で風にさらされる場所に隠れるように花を咲かせています。この日も1224mの絶景ポイントの吹きさらしの頂上、しかも岩と岩の間に咲いているのを見つけました。この花は標高の高いところで1月、2月ぐらいが満開の時期になります。

エバーラスティング・デイジー。このデイジーはNZの高原のトレッキングコースではどこでも見つけることができると思います。たくさんまとまって群生しています。だけど日の当たらない時間帯(朝方など)は花びらを閉ざしているので見落とすかもしれません。

Panakenake/パナケナケという面白い名前の花。地べたに這いつくばるように群生してます。ルートバーントラックの森の中ではこの時期から2月ぐらいまで咲いているのを見ることができます。よく見ると花びらが半円側にしかついていないのが分かると思います。

ビディビッド/Bidbid マオリ名ではPiripiri これも森の中の地べたに広がるように群生しているのがよく見られます。この群生しているところに踏み入ると靴ひもやズボンにイガイガが引っ付いて種と一緒にどこまでもついてきます。

この白いところが花で、それが毛玉のように見えるのでウーリーヘッド/Woolyheadという名の花です。この時期にルートバーントラックでは森の中に見つけることができます。

NZの高原のヒナギキョウ、NZブルーベル。このように薄紫の花を咲かせるのもありますが、多くはクリーム色の花を咲かせています。森の中より開けた草地やトラック脇によく咲いています。

 

ルートバーントラックで見られるランの花

NZの原生林の森の中などでは夏の時期に小さな草花が隠れるように咲いています。ルートバーントラックの道のりではそのうちランの花も見付けることができます。

NZの春から夏にかけては国道沿いや牧場の周りに外来種のルピナスやエニシダをはじめとした色鮮やかな草花を見ることができます。また、原生林が生い茂る森の中でもNZの固有種である草花も花を咲かせているのですが、外来種と違って白色やクリーム色、又は草色した花がほとんどで、とても小さな花を咲かせていることがほとんどなので山歩きをしていても見落とすことがほとんどになります。

その中でもNZのランの花は小さい花で、苔むした林床や草むらの中にまぎれて花を咲かせています。以下に紹介するランの花もルートバーントラックという人気の、多くの人が歩いている山道で見つことができるのですが、あまりにも目立たないので多くの人は気づかずに通り過ぎるだけになってしまいます。NZの森の中を歩くときはこんな花も見つけることができるので、興味があればじっくり道沿いを気にしながら歩いてみて下さい。

11月29日ルートバーンシェルターから1時間ほどで周回してくることができるNature Walkにて見つけたラン
グリーンフード・オーキッド;Greenhood Orchids

グリーンフード・オーキッドはここだけではなく湿った草地や林床があれば結構どこでも見つけることができるでしょう。1月ぐらいまで、標高が高めの700mぐらいまでに咲いています。一つ見付ければまとまって群生しているので近くにたくさん見つけられるでしょう。

11月29日ルートバーン・ネイチャー・ウォークで見付けたラン、スレンダー・フォレスト・オーキッド;Slender Forest Orchid

11月29日にはネイチャーウォーク(標高450mぐらい)を歩いていたらいたるところでこの花を見つけることができたのですが、12月10日には既に花は落ちていました。もっと標高が高ければ森の中で1月ぐらいまで見れるでしょう。

スレンダー・フォレスト・オーキッドも群生して見られます。ただ花の大きさは横幅で2cmほど、花丈は10cm前後で苔むした林床の中に緑色の花を咲かせています。

12月10日ルートバーン・ネイチャー・ウォークで見付けたラン;オッド・リーブド・オーキッド;Odd Leaved Orchid

オッド・リーブド・オーキッドも花を咲かせている時期はあまり長くはなく恐らくここのネイチャーウォークで開花しているのが見れるのも12月下旬まででしょう。11月29日にはつぼみの状態でした。

オッドリーブドオーキッドの花の形が素敵だと思います。NZで見られるランの花の中でも上品な花の一つだと思います。

 

 

ワナカ人気の日帰りトレッキング;ロイズピーク

ワナカに訪れる観光客の多くがセルフィー写真を撮りに出かける日帰りトレッキングルートのロイズ・ピーク;Roys Peakに快晴で暑い日になった12月1日に登ってきた体験レポートです。

ロイズピークという1592mの山へと上る道のりは牧場の中がほとんどで本来その牧場の作業用のトレイルを歩いていきます。だから、まず出発から牧場のゲートを超えて入って行きます。目指すは写真の中央奥に見上げる一番高い部分の山頂です。

ワナカのロイズピークトラックは今やNZに観光で来られる人、特にソーシャルネットワークで知れ渡るようになっていて今年になってその駐車場が拡大整備されたほどです。この駐車場はワナカから6kmほど離れていて公共の交通手段はないためほとんどの人がレンタカーやキャンピングカーで訪れています。この駐車場(80台ほど停められる)がシーズン中は終日入れ代わり立ち代わりですが、満杯状態です。

ロイズピークの道のり前半は牧場の中を歩きます。人が歩いているすぐそばで羊の群れなどに出会います。時期的に牛との遭遇もあり得ます。だから道のりは糞だらけの道でもあります。

歩きはじめて牧場の中の日影が全くないトレイルを1時間ほど上って行くと目指す山頂と途中のセルフィースポットである峰がしっかりと分かるようになります。ここにきてそれまでどこに向かっていくのか分からなかった人もさらに登って行かなければならないことに気付くかもしれません。

望遠で捉えた峰。多くの人がこの峰には並んでるのが分かります。あそこまで登っていきます。

途中で牧場の外へと出るゲートがあります。ここまでも休み休み登ってきてますが、多くの人はこの辺りで小休止してます。まだまだ先は長いのです。日影の無い道が続くので十分な水は持っていきましょう。また日焼け対策も充分にした方が良いでしょう。写真でもわかるように多くの人はかなり肌を露出した格好で歩いています。NZの夏の日差しは思いっきりきついですよ!!

ロイズピーク途中の峰まで長くてきつい登り道。けれど牧場を出るゲートからこの峰まではそれまでの道のりよりも早くたどり着けると思います。

ロイズピークのトレイルは歩き始めの駐車場がおよそ330mの標高。そして登って行くにつれてワナカ湖の遠くまで見晴らせることになるのですが、1330mほどの標高まで来ると峰に差し掛かり、それまで見ることができなかった西側の景色が見晴らせるようになります。ここは休憩スポットとしても最高の場所です。

ロイズピーク途中のこの峰の部分が今や人気のセルフィースポットになっていて、この日もここで写真を撮る人が順番待ちで行列ができてました。

ロイズピークの峰の西側遠くにはマウントアスパイアリング;Tititeaの雄姿も拝めました。

ロイズピークへの頂上までのトレイルはかなり急な登りみちになります。けれどゆっくり登って行っても30分ぐらいで頂上まで行けると思うので頑張って頂上を目指しましょう。

ロイズピークの頂上までの最後の道のりはきつい登りのトレイルがあるのですが、実は最後の方は牧場の作業用の道もあってこちらはやや緩やかな道を登り降りできます。私は登りはこの牧場の道を通って、下りは崖っぷちの急なトレイルを使いました。

頂上からはそれまで登ってきた道のりも駐車場まで見下ろせます。

ロイズピークの頂上には電波塔の設備があって、格好の見晴らし台になっています。けれどその場所は電波塔の為なので狭い範囲に多くの人が密集するように休憩しています。360度の眺望をしばらく楽しんでから降りていきましょう。

ロイズピークへの途中、人気のセルフィースポットになっている峰でのパノラマビデオ

ロイズピーク頂上の電波塔設備からのパノラマビデオ